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かわいい孫に使ってもらうため!? 「おばあちゃん」の手づくり専門サイトがある?

2016.04.04

提供元:マイナビ進学編集部

かわいい孫に使ってもらうため!? 「おばあちゃん」の手づくり専門サイトがある?

最近、おばあちゃんたちの手芸の商品化が話題になっているようです。日本や海外の事例をご紹介します。

この記事をまとめると

  • おばあちゃんの手づくり工房や教室が注目を集めている
  • 子育て・孫育てグッズの制作・販売などを行う工房もある
  • 高齢者の人々の働く環境づくりにつながることも

ほっこり温かい、おばあちゃんの手づくりグッズが話題

みなさんは“おばあちゃん”と聞くと、どのようなイメージが浮かびますか? やさしくて、あったかくて、いろんなことを知っていて……といったイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。日本に古くから伝わる、生活や健康に関する豊かな知恵や技術などを「おばあちゃんの知恵袋」といいますよね。お年寄りの知識やアイデアは、今の若い人たちには新鮮に感じられたり、手仕事の技術は、びっくりするほど見事だったりします。

実は今、そんなおばあちゃんたちの手でつくられた服や雑貨が、話題を集めているんです。

埼玉県にあるものづくり工房「BABAラボ」。ここでは元気なおばあちゃんたちや、子育て中の若いママたちが集まり、子育て・孫育てグッズを制作・販売しています。例えば、「抱っこふとん」は、首のすわっていない赤ちゃんを抱っこするときに、とても使いやすいと評判で、腕や腰の力が弱くなったお年寄りでも抱っこしやすいように、というアイデアから生まれました。その後、長時間の抱っこでも手や腕が疲れにくい、抱っこで寝たときに、そのままベビーベッドやベビーカーに寝かせることができて便利、といった理由で、この抱っこふとんは若いママたちの間でも人気が高まりました。

また「しっぽトート」は、バッグにしっぽのような紐と、その先に輪が付いています。小さな子どもは、その輪を持って一緒に歩きます。輪はライオンやウサギをモチーフにしたマスコットのようになっているので、手をつながるのを嫌がる子でも、離れずに歩いてくれるというものです。そのほかにも、動物のアップリケと刺繍がかわいらしい、Tシャツや、コットンのカラフルなミニバッグも人気です。

高齢者の人々が充実して働ける環境づくりにもなる

そもそもなぜ、おばあちゃん中心の工房なのか。それは高齢者の働く場を創出することが目的です。BABAラボは、お年寄りの人たちが、元気に活躍できる場を提供しようとはじめたのだそうです。工房でなく在宅でも仕事ができ、おばあちゃんたちの働きやすさを第一に考えている場所だといえます。また、子育て中のママも働いていて、小さな子どもが工房にいることも。いろんな年齢の人と一緒に過ごせるのが、高齢者にとっても、若いママたちにとっても、良い効果を生んでいるのかもしれません。

同じように、お年寄りがいきいきと働ける場所をつくる活動を行っているのが、「patch-work」です。インテリアデザイナーの村上史博さんと丸井康司さんのユニットで、兵庫県を拠点に活動しています。おばあちゃんたちを先生とした手芸教室を開いたり、作品や手芸キットを企画・販売したりしています。若者のデザインをミックスした覆面レスラーの編みぐるみグッズや、地元の伝統工芸品である播州織を使ったパッチワークなど、おばあちゃんの手仕事とコラボしたアイテムが人気です。高齢者の生きがい、働きがいをつくり、社会的孤立を防ぐだけでなく、知識や技術、経験を引き継ぐ場所をつくることも目的となっています。

おばあちゃんの手づくりグッズは海外でも人気急上昇中!

海外でも、おばあちゃんの手作りの品に注目が集まっています。イギリスのニットメーカーの「Grannies Inc.」では、おばあちゃんのハンドメイドのニット製品を注文できるのです。Grannies Inc.のサイトで、まずマフラーや手袋、帽子などの中から、編んでほしい商品、色、編み方などを選びます。その後の画面に並んでいるおばあちゃんたちの写真から、ニットを編んでほしい人を選びます。オーダーはインターネット上で行えるので、海外から注文することができます。商品を手にした買い手からは、感謝のメッセージがオンラインで届きます。おばあちゃんたちは、報酬とともに、新鮮な体験や、お客さんとの絆まで得ることができます。新しいビジネスモデルとして、話題になっています。同様のサービスを行っているのが、フランスの「Golden Hook」です。こちらも、おばあちゃんたちのプロフィールページから、カスタムメイドのニットアイテムを編んでもらえます。

ヨーロッパの地域では、伝統的なハンドメイドとして、編み物が受け継がれてきたのです。それをFacebookやTwitterといったSNSを通じたコミュニケーションと融合させることで、新たに世界中に顧客を持つことができたわけです。インターネットを活用することで、日本のおじいちゃん、おばあちゃんの手仕事で生まれるものも、国内外問わず、ますます多くの人に求められるようになるかもしれません。

あばあちゃんがつくりだす手づくりの服のように、衣服づくりや服飾の在り方などについて学ぶ学問が「服飾・被服学」です。人間と被服の関わりを科学と文化の両面からアプローチしていきます。研究テーマはとても幅広く、洋服・和服の製法技術や理論のほか、繊維素材の研究・開発、服飾デザイン、販売や消費といったマーケティング理論など、幅広く学ぶことができます。また、服飾の文化・歴史も、研究対象になります。伝統的なハンドメイドを理論的に追究することで、その技術を後世に残すことができるかもしれません。服飾・被服学を通じて、おばあちゃんの手づくりについて深く学んでみるのも、きっと楽しいはずですよ。

この記事のテーマ
生活・服飾・美容」を解説

生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。

「生活・服飾・美容」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「服飾・被服学」
はこんな学問です

服飾について専門的に学び、より優れた服飾を追究する学問。世界各地の服飾文化について、歴史や存在意義、機能性などを分析し、科学的な視点から服飾文化の向上や創造に役立てるのが主な目的。デザイン、縫製など服飾造形の技能を追究し、習得する「プロダクトデザイン分野」、繊維の性質や加工、管理を学ぶ「テキスタイル化学分野」、商品流通や消費を研究する「消費科学分野」のほか、文化財となる服飾品の保存を学ぶこともあり、領域は幅広い。

「服飾・被服学」について詳しく見る