「ダダ漏れ」や「ディスる」も載ってる!? 若者言葉ってどうやって辞書に選ばれるの?

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「ダダ漏れ」や「ディスる」も載ってる!? 若者言葉ってどうやって辞書に選ばれるの?

2016.04.04

提供元:マイナビ進学編集部

「ダダ漏れ」や「ディスる」も載ってる!? 若者言葉ってどうやって辞書に選ばれるの?

世の中には、若者言葉や流行語が多く載っている辞書があるのだとか。それらの言葉はどうやって選ばれるのでしょうか?

この記事をまとめると

  • 辞書に載る新しい言葉は、流行を参考に編集者が選んでいる
  • ITに関連する言葉の掲載は、今後さらに増えていきそう
  • 外来語や擬音と組み合わせた、面白い響きのある言葉も載っている

街頭やネット上での話題をもとに、言葉を選定

宿題やレポートの提出などで国語辞典を活用することも多いと思います。その一方で、最近は手軽に持ち運べる電子辞書やスマホのアプリなどで簡単に言葉の意味を検索できることもあり、分厚い辞書を持っていないという人もいるかもしれません。

そんな辞書ですが、みなさんが普段口にする、いわゆる“若者言葉”をたくさん掲載している辞書があることをご存じでしょうか。

出版社である三省堂が発行する『三省堂国語辞典』は、若者言葉や隠語(スラング)を積極的に取り入れていることで有名です。辞典の内容は数年に一度改訂が行われ、新たによく使われるようになった日本語を掲載するなど内容の見直しが行われているのですが、三省堂では若者が多く集まる繁華街まで編集スタッフが直接出向き、絶えず街の言葉に耳を傾けているのです。またソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及により、掲示板にメッセージを書き込む若者のリアルな言葉もチェック対象になっており、一冊の辞書を作るために実に綿密に情報収集を行っていることが分かります。

2014年に同社が改編した国語辞典(第7版)に掲載されている収録項目数は8万以上におよびます。そして改訂のたびに、編集会議で選ばれた新しい言葉が約4,000語も追加されているのです。しかし逆にあまり使われなくなった言葉は削除の対象になります。「移動電話」や「使い切り(捨て)カメラ」などの言葉が第7版で削除されました。時代の流れとともに辞書からもその姿を消すことになるのです。

タイプ別、辞書で目にする新しい日本語

では、新しく辞書に登場するのは一体どんな言葉なのでしょうか? 実際に辞書に載った言葉と合わせてタイプ別に見てみようと思います。

・ITから派生した言葉
ITに関連する英語がそのまま「国語」として辞書に掲載されるパターンです。例えば、「ハードディスク」や「ダウンロード」などが当てはまります。サッカーは「蹴球(しゅうきゅう)」、バスは「乗合自動車」といった具合に、普段めったに口にすることはないものの外来語は基本日本語に置き換えることができます。しかし、IT用語に関しては該当する日本語は存在しません。今後もこの種の言葉が辞書に多く登場すると予想できます。先ほどSNSについて触れましたが、「ツイッター」や「フェイスブック」も掲載されるようになりました。

・社会現象となった言葉
大事件や有名人の発言など社会現象となった言葉も多く掲載されています。社会問題になっている「ブラック企業」をはじめ、「負の遺産」や「授かり婚」といった言葉も掲載されるようになりました。こういった言葉はニュースやワイドショーでもくり返しオンエアされているためは波及効果が大きいのです。もしかすると今後は、「マイナンバー」や「爆買い」なんて言葉も掲載されるかもしれません。

・サブカルチャーから派生した言葉
「オタク」「ツンデレ」などアニメ作品やサブカルチャーに関するものが多く、いわゆるアキバ系に支持されている言葉です。特に「オタク」は10年以上前から使われている言葉ですでに市民権を得ているといっても過言ではありません。しかしサブカルチャーから生まれた言葉は若者の色が強く、一部のコアなファンにしか知られていない言葉が多いのが現状で、候補に挙がったところで実際に採用されることは少ないようです。

・擬音語と動詞の造語
じっと見つめる「ガン見」や、秘密事項がたやすく外部に流出する「ダダ漏れ」など、やや口語的な言葉も多く辞書に掲載されています。昨年流行語大賞にもノミネートされた「壁ドン」も擬音語が混じった言葉です。しかし「ゴロ寝」とか「びしょ濡れ」なども古くから使われている擬音+動詞のパターンです。辞書に載るかどうかは別として、日本人にとって心地よい響きの言葉なのかもしれません。

・外来語と日本語の造語
ヒップホップ系のアーティストがよく使う「ディスる」や、大盛りをさらに超えた「メガ盛り」のように外来語+日本語の組み合わせでできている言葉も多くあります。前者は相手に敬意を表さない「Disrespect」が語源となっています。「メガ(mega)」は量を表す単位で大きいことを誇示するときによく用いられますが、大手銀行のことを「メガバンク」と呼ぶことからも、流行ではなくすでに一般的に浸透している言葉でもあります。一方で30年ほど前に流行った「ナウい」(“今風な”という意味)なんて言葉はすでに辞書から消えはじめているのだとか。

誤った日本語として片付けられない、生きた日本語たち

こういった新たな言葉が出てくるたびに、年配の人からは「最近の若いもんは〜」や「日本語の乱れが〜」といった厳しい意見を聞くことがあります。しかし普段使う「サボる」という言葉だって、フランス語の「サボタージュ」が語源となっています。単純に“誤った日本語”としては片付けることができない、生きた日本語だといえるのではないでしょうか。

現代社会の中でさまざまな言葉が生まれていくように、辞書のページをめくって、その目で読み解くことで、はじめて見えてくる世界もあるかもしれません。このように社会現象の実態や、現象の起こるメカニズムについて研究する学問を「社会学」といいます。最新の辞書から、多くの言葉を吸収することは、「社会学」を学んでいく上で、きっと重要な基礎になるはずですよ。

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「社会学」
はこんな学問です

社会のなかでの個人の行為、集団の持つ特性、他者とのコミュニケーションなどに一定の法則性を見出して、社会の仕組みや働きを解明する学問である。研究対象は広く、社会学的な視点で研究できるものであれば何でも対象とすることができる。たとえば、家族社会学、芸術社会学、法社会学、都市社会学、宗教社会学、教育社会学、スポーツ社会学など、テーマの自由度は高い。その一方、社会全体を意味付けるグランドセオリー(一般理論)を志す学者もいる。

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