風邪薬でもドーピング検査に引っかかる?

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風邪薬でもドーピング検査に引っかかる?

2015.08.28

提供元:マイナビ進学編集部

風邪薬でもドーピング検査に引っかかる?

この記事をまとめると

  • 体の能力を上げる一方で、フェアプレー精神に反することから厳しく検査される「ドーピング」
  • 禁止物質が含まれているせいで、風邪薬でもドーピング違反になる可能性がある
  • スポーツに関する正しい知識を学び、スポーツと人との関わり方を学ぶのが「スポーツ学」

悪気はなくても、ドーピング違反になるかもしれない!?

みなさんは部活や体育でスポーツに励むときなど、体をもっと精一杯、思い通りに動かせたらいいのにな……と思ったことはありませんか? スポーツの上達には、自分の身体能力の向上は欠かすことができません。

スポーツなどで良いパフォーマンスをするために、体の能力を一時的に上げる薬を飲むことを、「ドーピング」といいます。スポーツの国際大会が始まると耳にすることが増える言葉かもしれません。しかし、ドーピングはほとんどの競技で禁止されています。ドーピングは、体の能力を一時的に大きく引き出す一方で、そのリバウンドとして選手の体に大きな負担がかかることになります。それだけでなく、ほかの選手と公平な競技を行うことができなくなってしまい、フェアプレーの精神に反することから、スポーツそのものの価値をなくしてしまう行為とされています。

そんなスポーツのフェアプレー精神から、試合や大会のたびに、選手には厳しいドーピング検査が行われます。違反が分かれば競技に出場できなくなったり、結果がなかったことになるといった処分があります。過去にも五輪ではドーピング違反でメダルを取り上げられた選手もいました。

そんな選手の権利とスポーツの価値を守るドーピング検査。最近では日本でも高校生の大会で検査が行われることもあるようですが、もしかして、「ドーピング違反になるのは悪い人だけでしょ? 自分にはそんなつもりはないから大丈夫、大丈夫」と、他人事のように考えている人はいませんか? ちゃんと気にしておかないと、選手にそのつもりがなくても、ドーピング違反になってしまう場合があるんです。

風邪薬や花粉症の薬にも入っている、ドーピングの「禁止物質」

ドーピング検査では、尿検査などから、選手の体にドーピングの薬物に含まれる「禁止物質」が残っているかどうかをチェックしています。そのドーピング検査の対象になる禁止物質ですが、見るからに怪しい薬だけでなく、私たちが普段飲んでいる薬にも入っているのです。

特に注意が必要なのは風邪薬で、禁止物質である「エフェドリン」が含まれているものがたくさんあります。もしかすると、選手にそのつもりはなくても「ちょっと熱っぽいから」と飲んだ風邪薬でドーピング違反になってしまう、というようなことが起きてしまうかもしれません。

風邪薬の他にも、花粉症の薬にもドーピングの禁止物質が入っていないかどうか、きちんと確認したほうがいいようです。花粉症の薬には、アレルギーを抑えるために、ドーピングの禁止物質である「ステロイド薬」が使われている場合が多いのです。飲み薬でなくともドーピングの反応が出てしまうこともあるので、目薬や貼り薬にも注意しましょう。

薬を飲まないといけないときは、知識のある人に相談を

思わぬ所に落とし穴があるドーピング検査ですが、もちろん、すべての風邪薬や花粉症の薬にドーピングの禁止物質が入っているというわけではありません。体調が優れないときは、ドーピングの禁止物質が含まれていない薬を使えばいいのです。日本体育協会のWebページには、アンチ・ドーピングの使用可能薬リストが掲載されているので、自分の使っている薬がドーピング違反にならないかどうか、そこで確認してみましょう。それでも不安だったら、ドーピングの知識を持った薬剤師やスポーツトレーナーにちゃんと相談して、安全な薬を選んで使うのが一番安心ですね。

ドーピングはもちろん、選手のトレーニング方法から健康管理まで、スポーツと選手、それを取り巻くさまざまな要素を研究対象としているのが「スポーツ学」です。その研究対象の広さから、スポーツ学部で学んだことを生かし、コーチやインストラクターとして活躍したり、中にはスポーツ団体の経営者になる人もいるそうです。

体を動かすことを通じて社会と関わる方法を考えたい人は、スポーツ学からその関心を広げてみると、自分なりのスポーツとの関わり方が見えてくるかもしれませんよ。

参考:
公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構
http://www.playtruejapan.org/
日本野球機構|ドーピング検査で陽性とならない心がけ
http://www.npb.or.jp/anti-doping/chapter7.html

この記事のテーマ
体育・健康・スポーツ」を解説

病気やケガの予防や予後のケアを通して、人々が健やかに暮らせるようにするのが、健康学の理念です。食生活や運動などのライフスタイルや心理状態、検査やリハビリテーションなど、学ぶ内容は多岐にわたります。体育やスポーツは、健康を維持するための身近な方法であるとともに、人生を豊かにする趣味であったり、人によっては職業になることもあります。競技技術の向上だけではなく、メンタルや栄養、指導者のスキルも学びます。

「体育・健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「健康科学」
はこんな学問です

健康管理と指導法を、スポーツ、栄養、教育心理の3つの観点から学ぶ学問。具体的には、健康維持にとってのスポーツの役割を正しく把握し、健康管理のための運動法を研究する「運動健康学」、栄養が身体にもたらす働きについて学び、よりよい栄養摂取を研究する「栄養管理学」、健康を保つために必要な心のケアや、指導法を研究する「健康心理学・健康教育学」など。スポーツに関連する専門家を養成し、教員などのスポーツ指導者へ進む道がある。

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