気になる社会人にインタビュー!  第12回:イラストレーターに聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー! 
第12回:イラストレーターに聞いてみた10のコト!

2016.03.10

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー! 
第12回:イラストレーターに聞いてみた10のコト!

街中にあるポスターや看板などで見かける、私たちの目を惹くさまざまなイラスト。これら印象深いイラストの多くは、“イラストレーター”と呼ばれるプロの手によって生まれています。

イラストレーターへの道のりとは、どのようなものなのでしょうか。今回は、イラストレーターの中村隆さんにお話を伺い、イラストに関するお仕事について詳しく聞いてみました!

この記事をまとめると

  • 出版社や広告代理店などから依頼を受け、イラストを描く
  • 作風を広げるために、さまざまな描き方に挑戦
  • イラスト制作の際、理数系の知識が必要になることもある

“売り込み活動”もイラストレーターの大事な仕事

中村隆さんのイラスト

中村隆さんのイラスト

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私は、フリーランスのイラストレーターの仕事をしています。フリーランスとは、特定の企業や組織に所属しない、独立した個人事業主のこと。私は個人で、イラストを描く仕事をしています」

「書籍や雑誌、Web、また広告などでなにかを伝えたいときに、言葉だけでは伝えることが難しいものごとを、イラストによって伝えるのがイラストレーターの仕事だと考えています。みなさんが普段の生活の中で目にするイラストも、イラストレーターの手によって描かれているものがたくさんあります。私の場合は、出版社や広告代理店(広告をつくる企業)などからイラスト作成の依頼を受けて、打ち合わせをして、どんなイラストにするのかを決めてから、制作作業に入ります」

「またプライベートでは、イラストの展示を行う“個展”や“グループ展”に出展するためのイラストを描くこともありますし、誰に見せるでもない“落書き”を描くこともあります。仕事でもプライベートでも、いつもイラストを描いています」


Q2. 1日の大まかな流れを教えてください。

「打ち合わせで出かけることもありますが、制作のときは一日中、集中している感じです。大まかにはこんな流れです」

10:00 起床
10:30 イラストのラフの作成、メールチェック、イラスト制作など
12:00 昼食
13:00 イラストのラフの作成、メールチェック、イラスト制作など
19:00 休憩・夕食
21:00 イラストのラフの作成、メールチェック、イラスト制作など
26:00 就寝


Q3. イラストレーターになるまで、どのような勉強をしてきたのでしょうか?

「高校を卒業してから、イラスト科のある専門学校に進学しました。専門学校を卒業後、自分のイラストを本やネット広告などで使ってもらえるように、出版社やデザイン会社の人たちに自分のイラストを見てもらうなどして、“売り込み”活動を7年くらい続けていました。イラストの仕事だけでは生活できないときは、アルバイトもしながらイラストを描いていましたが、今はイラストの仕事だけで生活ができるようになっています」

自身の作風を広げるためにさまざまな描き方に挑戦する

中村隆さんのイラスト(雑誌の特集トビラ)

中村隆さんのイラスト(雑誌の特集トビラ)

Q4. お仕事の中でやりがいを感じるのはどんなときですか?

「自分のイラストを見ていただいた方に喜んでもらえたときが、やはりとてもうれしいです。例えば、ギャグっぽいイラストを見て、『笑った』『元気になった』と言ってもらえたときは、大きなやりがいを感じます」


Q5. お仕事に取り組む中で、大切にしていること、心がけている姿勢があれば教えてください。

「“独りよがり”な描き方にならないように、いつも心がけています。パッと見ただけで、一瞬で伝えたいことが分かるようなイラストが理想であると考えています。あとは掲載されたイラストと実物にギャップが生まれないように意識していますね」


Q6. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードを聞かせてください。

「サッカーチームの『浦和レッズ』のポスターでイラストを描いたことですね。お客さんに配布するものだったんですが、たくさんの人が並んで、ポスターを受けとって喜んでいる様子を見れたことです。あと、作家の松本清張さんの文庫本『昭和史発掘』の表紙のイラストを描いたこと。著名な作家の作品のイラストということもあって、これまで以上に、実家の家族もイラストレーターの仕事を理解してくれるようになりました」


Q7. ご自身の作風については、どのように考えていらっしゃいますか?

「まだ確立できているとは思っていないので、いろいろな作風・タッチに挑戦しています。逆に、一つの作風や描き方にこだわり過ぎていたら、今までイラストの仕事を続けてこれなかったかもしれません。作風やタッチのバリエーションが増えれば、自分のイラストの中で、それだけ多くの表現方法が生まれるということ。そうすれば、イラスト作成の依頼にも幅広く対応できるようになります。たとえうまく表現できなくてもいいから、いろいろな作風や描き方、画材を試して、描くようにしています」

イラストを描くときに、理数系の知識が必要になることも

中村隆さんのイラスト(本の表紙)

中村隆さんのイラスト(本の表紙)

Q8. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「7年ほど前からジョギングをはじめていて、仕事に息づまると、気分転換に走りに行きます。走っているときに、イラストのアイデアを閃くこともあるんですよ。日常のジョギングが高じて、今ではマラソン大会に参加することもあります」


Q9. 高校時代はどのように過ごしていましたか? また、もっと勉強しておきたかったこともあれば教えてください。

「中学から陸上競技部に入っていて、高校時代も同じく、短距離走をやっていました。朝から晩まで、部活動に明け暮れる毎日でしたね。今、仕事などで多少つらいことがあっても、『あのころのハードな練習と比べたら、自分はまだまだできる!』と励みになっています」

「当時は嫌いだった理数系をもう少しやっておけばよかったですね。実は、理数系の考え方はイラストにも大いに影響があって、ちゃんと計算して描くことができれば、人物や背景を描くときに“遠近”の狂いなどを減らすこともできるんです」


Q10. イラストレーターを目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「20年近くこの仕事を続けていますが、いまだに四苦八苦で、焦ってばかりの毎日です。たいへんなことも多いけれど、しかしその分、イラストを通じて大きなやりがいを感じる仕事です。イラストを描くことを仕事にしたい、自分が描いたイラストをたくさんの人に見てもらいたいと考えている人は、ぜひイラストレーターの仕事にチャレンジしてみてください!」


言葉だけでは伝えることが難しいものごとを、イラストによって伝える、イラストレーターという仕事。出版社や広告代理店など依頼主への売り込み活動など、イラストを描く技術以外のノウハウも大切なんですね。

イラストを描く仕事に興味がある人は、ぜひ今からいろいろな描き方にチャレンジして、自身の作風の幅を広げてみるとと、将来の仕事に役立つかもしれませんよ。

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「イラストレーター」
はこんな仕事です

手描き、もしくはパソコンを使ってイラストを制作する仕事。活躍の場は広告、雑誌・書籍といった印刷物、ホームページ、企業のキャラクターデザインなど。写実絵画からデフォルメされたものまで需要の幅は広い。依頼に応じて多様な絵柄を描き分ける人もいれば、独創的なタッチに一貫する人もいる。後者は受注制作だけでなく、オリジナルグッズや画集、SNS(ソーシャルネットサービス)向けツールなどをつくって販売することも。いずれの場合も経験を積んだ後、フリーランスで活躍することが多い。

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