どうして企業は積極的にボランティアや寄付をするの?

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どうして企業は積極的にボランティアや寄付をするの?

2015.08.26

提供元:マイナビ進学編集部

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どうして企業は積極的にボランティアや寄付をするの?

この記事をまとめると

  • ボランティアや寄付を行う企業が増えており、これらの活動は「CSR」と呼ばれる
  • 社会的課題を企業が解決することで、イメージアップや社員のやりがいにも通じる
  • CSRのような活動を含め、企業の経営について考えていくのが「経営学」

企業が「CSR」を行う理由とは?

企業が自分たちのビジネスとは別に、ボランティアや寄付をするケースが増えています。これらの活動は「CSR(corporate social responsibility=企業の社会的責任)」と呼ばれるのですが、なぜこういった活動を企業は行うのでしょうか。高校生のリュウジくんが、サラリーマンのお兄さんに聞いています。

社会も企業も社員も、みんながハッピーになる?

リュウジ「兄ちゃん、気づけば俺も高校2年生。そろそろ将来のことを考える時期に来たんだよね。そこで聞きたいんだけど、兄ちゃんってどんな仕事しているの? 車の会社だから、車つくったり売ったりしているのは分かるんだけど、もうちょっと具体的に知りたいんだよ」

兄「そうか、リュウジもそういう年齢か。俺もあの頃は悩んだよ。『どんな仕事が向いてるかなあ?』とか『将来幸せになれるかなあ?』なんて考えたものだよ。帰り道に意味なく遠くを見たり、あの子と自転車で海まで行ったりしてさあ! あのときはクラスのマドンナと……」

リュウジ「兄ちゃんの思い出話はいいよ! どんな仕事か早く教えて!」

兄「ああ、ごめんごめん。確かに俺の会社は車をつくって売るところだね。でも俺自身の仕事は、会社全体で行うボランティア活動や寄付の担当をしているんだよ」

リュウジ「ボランティアや寄付? なんでそんなことするの? だって、それは利益にならないだろ」

兄「まあボランティアだからな。いきなり利益になるわけじゃない。でも、こういった活動は今どの会社でも重視されていて、みんな力を入れているんだよ。こういう活動を『CSR』、日本語では『企業の社会的責任』というんだ。つまり、社会的な問題や課題を企業が持っている力で解決していこう、ということさ」

リュウジ「兄ちゃん、いってることはめちゃくちゃかっこいいね。でも、繰り返すけど、なんでそんなことをするのかよく分からないよ。直接の利益にならないのに」

兄「分かりやすい利益を得るだけが会社の目的じゃないんだ。世の中にあるいろいろな問題を解決するには、なにか大きな組織の力が必要だろ? そこでCSRだよ。大きな会社がその力を使って、社会の課題を解決するんだ。まあ、そういうとかっこいいけど、もちろんかっこいい以外にも理由がある。CSRの取り組みによって会社のイメージも良くなるし、会社の社員は『自分の会社は世の中の役に立っている!』といった、やりがいや感動が生まれるんだな。そんなこともあって、CSRは企業を評価するポイントとして、世の中で認められているんだ」

リュウジ「なるほど。CSRによって企業としての力もつくし、社会もよくなるし、社員にもやりがいを与えるし。みんなハッピーなんだね。じゃあ、企業は実際にどんな活動をしているの?」

兄「おっと、食いついてきたな、リュウジ! 分かりやすいところでいえば、企業が貧しい地域に寄付したり、物資を送ったりすることがある。それだけじゃなく、例えば通信業社のソフトバンクでは、『かざして募金』という、非営利団体に簡単に寄付をすることができるアプリをつくったんだ。これはauやドコモのケータイでも使える。メーカーの枠を超えたアプリなんだよ」

リュウジ「へえー、それはなかなかすごいな」

兄「それだけじゃないぞ。自動車メーカーのトヨタはね、アメリカでちょっと変わった寄付をした。というのも、お金を寄付するのではなくて、トヨタの社員が『働き方』を教えたんだ。食べ物を支給している団体に、トヨタがやっている効率アップの方法を教え込んだんだよ。これによって、これまで90分かかっていた食べ物支給の待ち時間が18分になったんだって」

リュウジ「企業が働き方を教えるなんて、おもしろいね!」

兄「本当に素晴らしいアイデアだと思うよ。そんな感じで、CSRでいろいろな活動が生まれているんだ」

リュウジ「そうか、そして兄ちゃんはそれを担当していると。そんなことをやってたんだね。毎日毎日、遊んでるだけだと思ってたよ」

兄「当たり前だ! これでも毎日がんばって仕事してるんだよ」

リュウジ「兄ちゃん、会社でボランティア活動や寄付をしているなら、俺にもお小遣いくれよ」

兄「お前ってやつは……」

企業のプラスになることを考える「経営学」

企業が行うCSR。そこには「社会の課題を解決する」という目的があり、同時に、企業としてのイメージや社員のやりがいへの効果をも考えています。このように、企業の経営について考えていくのが「経営学」という学問です。経営学を学ぶと、経営の仕組みや企業のあり方が見えてくるのではないでしょうか。

企業が「CSR」を行う理由とは?

企業が自分たちのビジネスとは別に、ボランティアや寄付をするケースが増えています。これらの活動は「CSR」と呼ばれるのですが、なぜこういった活動を企業は行うのでしょうか。高校生のリュウジくんが、サラリーマンのお兄さんに聞いています。

この記事のテーマ
経済・経営・商学」を解説

そもそも「どうすればお互いにとって必要な物資が手に入れられるか」という極めて単純な動機から始まった商取引が、極めて高度に煩雑化してしまいました。だからといって、すでに引き返すことができないのは事実であり、現状を正確に把握して最適な選択をするのが私たちの役割でしょう。しかも、単純に取引価格だけですべてが決まる時代ではありません。国家間の争いや異常気象など、カバーしなければならない要素が目白押しです。

「経済・経営・商学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「経営学」
はこんな学問です

主に企業の経営管理について研究する学問。企業は、働く人、設備や機械、資金などで構成されているが、さらに人に役割を与えて配置した組織、資金をどういう配分で使うかという戦略、顧客ニーズをどうつかむかという情報なども重要である。また、企業活動を方向付ける経営理念の研究は欠かせない。それぞれの企業が設定した理念が、意思決定の基準となるからである。そして、株主や取引先、地域社会との関係をどう管理していくかも研究の対象となる。

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