世界一貧乏と言われていた大統領ってどんな人?

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世界一貧乏と言われていた大統領ってどんな人?

2015.08.25

提供元:マイナビ進学編集部

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世界一貧乏と言われていた大統領ってどんな人?

この記事をまとめると

  • 質素な暮らしぶりや、その人柄が支持を得ていたホセ・ムヒカ氏という大統領がいた
  • リオ会議でのホセ・ムヒカ氏のスピーチは、世界中で大きな話題を呼んだ
  • お金と人々の幸福などの大きなテーマに向き合っていくのが「政治学」

大統領なのに貧乏ってどういうこと?!

大人になったら総理大臣や大統領になりたい! 小さい頃にそんな夢や野望を抱いた人がいるかもしれません。偉い人になったら、大きな権力だってあるし、もしかしたらお金もたくさん使えるかも……なんて夢を抱いていたけど、そんなに単純なものではなく、大統領などはその権力に応じた大きな責任を背負わなければいけません。

そんな中で、大統領という役割にもかかわらず、質素な生活をしながら国民の支持を集めた大統領がいたのをご存じですか?

その大統領とは、2010年3月から2015年2月末まで、ウルグアイ第40代大統領を務めていたホセ・ムヒカ氏です。彼は豪華な大統領公邸には住まずに質素な一軒家に住み、大統領としての報酬の大部分を寄付して質素な生活を送っていることから、「世界一貧乏な大統領」と呼ばれていました。

彼は首都モンテビデオの貧困家庭に生まれ、少年時代から、家畜の世話や花売りなどで家計を助けて育ちました。元左派ゲリラ活動家の彼は何度も逮捕されており、軍事政権側の人質として13年近く刑務所暮らしを余儀なくされました。しかし後に彼は「刑務所の中で人生を学んだ」と振り返っています。

「エル・ペペ」の愛称で国民から愛された

刑務所出所後、下院議員選挙で初当選した後、2005年に農牧水産相として初入閣すると、2009年11月についに大統領選で当選しました。しかし、大統領に与えられる豪華な邸宅ではなく郊外の妻が所有する農場に住み、公務の合間にはトラクターに乗り畑仕事と養鶏をして暮らしていました。国民の代表である大統領は、国民の大部分と同じような生活をするのが理想であるとして、大統領の報酬の9割近くを慈善事業団体に寄付しています。

ホセ・ムヒカ氏には、政治以外の場面でも彼を象徴するエピソードがたくさんあります。彼が個人の資産として持っているのは大衆小型車のみ。それだけでも意外なのですが、その小型車を1億円で買いたい、というアラブ人富豪の申し出を、ホセ・ムヒカ氏は断っているのです。いわく、この車は友人からの贈りもので、「売れば友人たちを傷つけることになる」のだそうです。「ヒッチハイクで、車に乗せてくれた人がムヒカ大統領だった」なども、彼の人柄を象徴するエピソードだといえるでしょう。

仕事をするときはノーネクタイにサンダル。私服はフリースにジャージー。そんな近所のおじいちゃんのようなホセ・ムヒカは、「エル・ペペ」(「エル」は定冠詞、「ペペ」というのは「ホセ」の愛称。「ホセさん」のような意味)という愛称で、国民から親しまれていました。

経済問題や国際問題だけでなく、人々の幸福に向き合わなければいけない「政治学」

そんなホセ・ムヒカ氏が2012年にブラジルのリオデジャネイロで開催された、環境の未来を決める会議「リオ会議」でおこなったスピーチが話題となりました。「私たちは発展するために生まれてきているわけではない。幸せになるためにこの地球にやってきたのだ。人生は短く、すぐ目の前を過ぎてしまう。命よりも高価なものは存在しない」といった、今、人間がすべきことは産業の発展ではなく、本当の幸福を見つめ直すこと、環境問題を解決するために必要なことは人類の生活スタイルを見直すことだという趣旨のものでした。

このスピーチは日本でも『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』という絵本として出版されています。こうした国の経済や人々の生活など、幸福とは一体何か、といった大きなテーマに向き合い、世界各国が抱える問題や課題を学び、解決しようとする学問が政治学です。将来政治家を目指したい人は、政治学を学び、国内の政治や国家間の利害関係を知るだけでなく、自分自身の信念を元によりよい社会を実現するための方法を考えなければいけません。そんなときに「世界一貧乏な大統領」と呼ばれたホセ・ムヒカ氏の活動や人柄、彼の生活スタイルなどが参考になる場合があるかもしれませんね。

この記事のテーマ
法律・政治」を解説

国家は通常、多数の国民によって構成されています。それぞれ考え方が異なる国民をひとつの国家としてまとめようと考えれば、法律によって義務や権利を定め、政治(行政)によってそれらをきちんと運用していくことが必要になります。歴史上、多くの国家がこうしたことを目指し、あるものは成功してあるものは失敗してきました。どのようなときにあっても、道しるべとなるべき法曹家や政治家や評論家などの専門職は不可欠です。

「法律・政治」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「政治学」
はこんな学問です

社会制度の基礎となる枠組みを決めるのが政治であり、政治理論、政治思想史、政治史、公共政策、国際政治などについて総合的に研究するのが政治学である。具体的には、国内の少子高齢化と介護福祉の問題などの目の前の問題から、世界の平和を危うくする海外の紛争と難民の問題まで、政治学的なアプローチによる幅広い研究がなされている。また、より公正な政治を実現するために、国によって異なる国家を統治する仕組みや制度についての比較研究も行う。

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