「座禅」を組むとどんないいことがあるの?

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「座禅」を組むとどんないいことがあるの?

2015.08.24

提供元:マイナビ進学編集部

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「座禅」を組むとどんないいことがあるの?

この記事をまとめると

  • 仏教で行われる座禅には、座り方や手の置き方など、細かな作法がある
  • そうして座禅を行うと、精神の統一や集中などができ、いろいろな効果が出る
  • 宗教では、人の精神にまつわるいろいろな修行が行われる。それらを学ぶのが「宗教学」

座ってジッとするのは、何のため?

仏教で行われる「座禅」。座ったまま長時間ジッとする修行法で、途中で動くと後ろから「バチン!」と板でたたかれるシーンを知っている人も多いのではないでしょうか。では、この座禅とは一体何のために行うのでしょう。高校生のコウタくんが、近所のお寺にいるお坊さんに聞いています。

座り方や手の置き方にも細かな決まりがある!

お坊さん「あ、コウタくん。学校帰りかな? なんだか随分イライラしているね」

コウタ「こんにちは! そうなんだよ。ちょっと先生から目をつけられててさ。俺は悪いことなんてしてないのに」

お坊さん「ハハハ、それはつらいね。そんなときは、座禅をしてみるといいよ。きっとコウタくんの場合、イライラが顔に出ているから、余計に先生に目をつけられるんだ。そこで座禅だよ」

コウタ「座禅? 座禅って、あの座ってジーっとしているやつか! でも、あれって何のためにやるの? 座ってる間、何か考えてるの?」

お坊さん「うーん、それはやるお寺によって違うんだけど、基本的にはとにかく座って精神統一をすること。集中をするんだ。何かを考えるというよりは、座って自分自身と向き合うのがメインだよ」

コウタ「自分自身と向き合う……か。それなら、鏡で自分の姿を見たほうが手っ取り早いと思うけどね!」

お坊さん「いやいや、そんなことないんだよ。座禅というのは、長い歴史の中できちんと作法が確立されてきたから、きっとコウタくんもやりがいを感じるはずだ。例えば、座禅をする前に、お寺の部屋へ入る入堂の仕方だってルールがある。入り口の左側を左足から入る……とかね」

コウタ「ほおー、そんなに細かく決まっているんだ。でも、肝心なのは座禅のやり方だよ。あれって、あぐらをかいて目をつぶればいいんだろ?」

お坊さん「それが違うんだ。あの座り方はあぐらに似てるけど、実はそうじゃないんだよ。右足のかかとを左足の太ももの上に、左足のかかとを右足の太ももの上に乗せる。そして、お尻と両膝の3点で座るイメージだ。これを『結跏趺坐(けっかふざ)』というんだよ」

コウタ「イテ! イテテ! うまくできないよ! なにこれ、意外と難しいね」

お坊さん「そうでしょう。まあ難しければ、無理せずに左足のかかとだけ太ももの上に乗せて、右足は太ももの下でもいい。これは『半跏趺坐(はんかふざ)』だ」

コウタ「その座り方のほうが楽だな! これで、あとは目を閉じるだけだろ?」

お坊さん「いやいや! 次に両手で丸を作るようにして、おなかの下に置く。背筋はピンと伸ばして、真っすぐになるよう意識するんだ。それで重要なのが目。座禅では、目を閉じない。半眼にして、1m先を見るように」

コウタ「へー、目は閉じてなかったんだ! この状態で、あとはひたすらジッとするだけ?」

お坊さん「そうだよ。でもね、そうしている間にいろいろな考えが浮かんでくる。大切なのは、そういうものに対して身をゆだねることだ。浮かんだらそのことを考えてもいいし、消えていったらそれはそれでいい。そういう時間を過ごすことで、精神を集中する力を身につけるんだよ」

コウタ「ふーん。でも、なんでこれが修行になるんだろうね?」

お坊さん「普段の暮らしの中で、こうやってじっくり静かに集中する時間はあまりないでしょう? だからこそ、こういうふうに精神を統一し、自分と向き合う時間を設けると、心の中に変化が生まれてくるんだよ。もちろん、その変化は人によるけどね。だから、1週間に1度でも座禅を組んでみるといい」

コウタ「確かに、ジッと静かにする時間って、意外とないかもしれない。テレビを見たり寝ちゃったり」

お坊さん「そうでしょう。だからこそ座禅があるんだ。そういう背景から、仏教では座禅がずっと残り続けてきたんだよ」

コウタ「なるほどね。きちんと意味があるんだね。よし、じゃあ今度、このお寺で座禅にチャレンジしてみるよ!」

お坊さん「ぜひいらっしゃい!」

さまざまな宗教を知って、人の精神を考える

長い間、仏教で座禅が行われてきたのは、それが人の精神によい効果をもたらすと考えられてきたから。仏教では、そのほかにも精神のためを考えた修行がたくさんあります。もちろん、それは仏教以外の宗教も同様で、これらの宗教について学ぶのが宗教学。宗教学でさまざまな考えを知ることは、人の精神について深く学ぶことにつながっていくのです。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

「文学・歴史・地理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「宗教学」
はこんな学問です

実は、欧米の大学でも19世紀末に初めて開講された比較的、歴史の浅い学問である。それまでは、あくまでもキリスト教の神学だけが学問の対象とされてきた。そのタブーを破り神学から独立してできたのが宗教学だった。世界の三大宗教といわれるキリスト教、仏教、イスラム教をはじめ、日本の民間信仰、世界各地の民族宗教、前世紀から今世紀にかけて急成長した新宗教まで、時間・空間を超えて広く宗教に関わる事象を研究対象とする。

「宗教学」について詳しく見る