見た目もカラフルでかわいい! サラダを瓶に入れて食べるのが流行ってるらしい?
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瓶の中にドレッシングや野菜を入れて食べる、あるサラダが人気です。見た目も一味違うこのサラダについて、詳しくご紹介します。
この記事をまとめると
- 雑誌やテレビで話題の瓶に入ったサラダ、「メイソンジャー・サラダ」
- 密封性のある瓶に詰めることで、保存に役立てることも可能
- ただし、生野菜を使用するため、食中毒に注意が必要
ニューヨーカーに人気の瓶詰めサラダって?
みなさんが毎日の食事でとることが多いものといえば、サラダ。世の中にはさまざまなサラダがありますが、ニューヨークで話題のユニークなサラダ「メイソンジャー・サラダ」を知っていますか?
このメイソンジャー・サラダとは、メイソンジャーと呼ばれるガラス瓶の中に、ドレッシングや野菜を詰めて、保存したり、食卓に出したりするサラダなんです。サラダというと、多くの人がお皿に野菜が乗った状態を想像すると思いますが、メイソンジャー・サラダは瓶に入っているのです。瓶に入った食べ物を直接食べる機会は少ないと思うので、ちょっと新鮮ですよね。
つくるのが簡単な上に、見た目もおしゃれなので話題となり、雑誌やテレビで紹介されたり、つくり方が書籍化されたりしました。
瓶の密封性を利用して、野菜を保存
メイソンジャー・サラダの特徴は、なんといっても、器となるメイソンジャー(瓶)です。これは、分厚く丈夫で、しっかり密封性のある保存用ガラス瓶のこと。ふたが二重構造なので、より長期の保存が可能になります。“メイソンジャー”という商品はいくつかの会社から発売されているのですが、水分がこぼれないように二重蓋がしっかりしているものを使ってください。人気があるのは、歴史の長いBall社というメーカーから発売されているものです。
基本的なつくり方は、最初にドレッシングをビンの底に入れ、野菜を順番につめていくだけです。
例えば、まずはきゅうりやにんじん、パプリカなど硬い野菜を入れ、次にトマトやコーン、ブロッコリーなどやわらかい野菜(必要であればチーズも)、最後にレタスやキャベツなど葉物野菜を加えてフタをする、というつくり方があります。見た目に美しくなるように意識しながら詰めていくと、楽しくつくることができそうです。最後は蓋をして、食べるときはよく振って味をなじませてから食べます。瓶のままだと食べづらい場合もあるので、お皿に移して食べることが多いようです。
このメイソンジャー、二重構造の蓋の密封性のおかげで、冷蔵庫での保存にも役立てることができます。保存する場合のコツは、水気をしっかり拭いて隙間なくギュウギュウに詰めることです。
いいとこばかりのように思えますが、注意したいこともあります。それは食中毒。細菌が瓶の中で繁殖することを防ぐためには、瓶をお湯で煮沸消毒する対処法があるようです。もしも食べる際に、違和感のある匂いを感じたら食べるのを即時にやめましょう。
新たな食文化の提案にもつながる、料理研究家の仕事
これからメイソンジャー・サラダのような新しい食べ方が、食文化として幅広く根づいていくためには、メイソンジャー・サラダそのものや、メイソンジャーを応用した新しい料理、また調理の形が、広く認知される必要があるでしょう。
このように料理のつくり方を研究し、世の中に伝えていく仕事を「料理研究家」といいます。料理研究家は、テレビや雑誌、料理教室などで料理法を紹介することなどを行います。
メイソンジャー・サラダをはじめとした新しい料理に興味が湧いた人は、将来、料理研究家として、まだ見ぬ新たな人気料理を生み出してみてはいかがでしょうか。
この記事のテーマ
「食・栄養・調理・製菓」を解説
料理や菓子などの調理技術を生かしてサービスを提供したり、栄養に関する知識を生かして豊かな食生活を提供したりする仕事です。栄養に関する知識はもちろん、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、食材や飲料に関する幅広い知識も求められます。
この記事で取り上げた
「料理研究家」
はこんな仕事です
料理の作り方を研究し、世の中に伝えていく仕事。基本的にはフリーランスとして活動する場合が多い。雑誌・テレビなどのメディアや独自に運営する料理教室で、オリジナルのレシピや効率的な料理法を紹介することが主な活躍の場。著名な存在になれば、食の商品プロデュースやレストランのメニュー開発なども視野に入ってくる。また、最近はインターネット上での情報発信から口コミで評判が広がり、注目を集めるケースもある。企業などに勤務する一般的な職業ではないため、いかに自分自身の特徴を出していけるかが成功の鍵となる。