明治時代に北海道から神戸まで旅行したイギリス人女性とは?

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明治時代に北海道から神戸まで旅行したイギリス人女性とは?

2015.08.18

提供元:マイナビ進学編集部

明治時代に北海道から神戸まで旅行したイギリス人女性とは?

この記事をまとめると

  • 旅行が大変だった明治時代に、日本を訪れたイギリス人女性がいた
  • 彼女は、北は北海道、南は神戸まで旅し、旅行記を出版した
  • その旅行記『日本奥地紀行』は今でも多くの人に愛読されている

明治時代に日本を旅したイギリス人女性がいた?

みなさんは旅行は好きですか? 修学旅行や家族旅行だけでなく、中には一人旅をしたことがあるという人もいるかもしれません。

今ではさまざまな場所へ気軽に旅行ができるようになりましたが、鉄道をはじめとした交通機関が発達していない時代には、国内を旅するだけでも一苦労でした。しかし、そんな日本の中だけでも旅行が大変だった明治時代に、北は北海道から南は神戸まで、長い道のりを旅した一人のイギリス人女性がいました。

その人の名前はイザベラ・バード。世界各地を旅した旅行作家です。日本をはじめ、アメリカやカナダ、朝鮮半島や中国などさまざまな国を訪れ、多くの旅行記を出版し、海外では当時から名の知られた人物でした。

バードの目から見た日本の姿

そんなバードが日本を最初に訪れたのは1878年。このとき彼女は東京から出発し、新潟へ抜けて東北方面に北上するルートをたどり、最終的に北海道まで約3カ月間旅を続けました。北海道までたどりついたバードは船で横浜まで戻ると、その後も大阪、京都、神戸など各地を見て回ったようです。もちろん、飛行機も新幹線もない時代ですから、これらの街を回るのはさぞかし時間がかかったことでしょう。

そのとき、バードが初めて見た日本の印象は、どんなものだったのでしょうか。例えば、当時の日本人の外見について「洋服を着ると貧相に見える」と旅行記に書いています。その一方で、豊かな自然や、日光東照宮を見てとても感動したり、新潟の街を「美しい繁華な街」とも書いています。

世界各国を訪れ、旅行には慣れていたバードでしたが、日本の蚤(のみ)や蚊にはとても悩まされたそうです。また、日本を旅する外国人が珍しかったのか、宿に泊まってもたくさんの人がのぞきにきてしまうし、プライバシーがなくて困った、ということもあったのだとか。旅慣れたバードにも、さまざまな苦労があったようですね。

今でも読み継がれるバードの旅行記

こうして、日本を旅したバードが書いた旅行記が『日本奥地紀行』という本。この本は多くの人が手に取り、現在まで読み継がれています。資料的な価値も高く、特にアイヌの人たちと交流したときの様子は貴重な記録として知られています。当時の日本人でもなかなか知ることができなかった日本の姿を、海外の人の視点から記録したバードの功績はとても大きいものなのです。

バードのように世界各地を訪れ、文化や風習について記録したり、調査を行う学問を文化人類学といいます。文化人類学について勉強してみたいという人は、まずはバードが書いた旅行記を手にとってみるといいかもしれません。私たちの知らない昔の日本の様子を、学ぶことができますよ。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

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この記事で取り上げた
「外国文学」
はこんな学問です

世界中のあらゆる時代、国々の文学が研究の対象となる学問。古代から中世・近世・近現代まで、それぞれの時代背景において、ヨーロッパ・アメリカ・アジア・アフリカなど各地域の文化的特徴を踏まえて、さまざまな視点からの考察を行う。研究ジャンルも詩・小説・戯曲・宗教書・児童書など多岐にわたる。正確な研究を進めるには、作品が書かれた言語を習得し、原書に当たる必要がある。また、過去の理論的研究を参照することも欠かせない。

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