三重県の伊勢神宮は、20年に1度引っ越しするってホント?

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三重県の伊勢神宮は、20年に1度引っ越しするってホント?

2015.09.03

提供元:マイナビ進学編集部

三重県の伊勢神宮は、20年に1度引っ越しするってホント?

この記事をまとめると

  • 伊勢神宮は20年に1度、造り替えている
  • 神社や寺を専門に修繕などを行うのが「宮大工」
  • 宮大工は歴史的な建築物を守り、伝統をつないでいく仕事

伊勢神宮は20年に1度、造り替えている?

最近では、パワースポット巡りをする人が増えたり、神社に参拝する女子を「社ガール」と呼んだりと、お寺や神社に興味を持つ人が増えているようです。

三重県にある伊勢神宮は、日本でもっとも有名な神社の一つですが、みなさんは行ったことはありますか? 実はこの伊勢神宮は、20年に1度、造り替えているのだといいます。最近では2013年がその年にあたり、話題になりました。

では、一体なんのために造り替えているのでしょうか。その秘密について探ってみましょう。

常にきれいな状態で神様に住んでもらうため

日本は世界でも有数の木造建築の国で、ほとんどの神社やお寺は、木造で建てられています。しかし、伊勢神宮はさらに特別。弥生時代から伝わる日本最古の「唯一神明造り(ゆいいつしんめいづくり)」という伝統的な建築方法で造られています。

そんな伊勢神宮では、1300年という長い歴史の間ずっと、20年ごとに造り替える、「式年遷宮(しきねんせんぐう)」という行事を行ってきました。式年遷宮では、正宮(メインの建物)や別宮(正宮から離れた建物)などを造り替え、そこに祭られる神様の御装束神宝(奉飾品や服飾、武具、楽器など)もすべて一新されます。まるで神様のお引っ越しのようです。

同じ建物を継続的に造り替え続けるというケースは、世界でもほかにありません。そこには、「常に若々しい、きれいな状態で神様に住んでもらいたい」という、古代の人の願いがこめられているようです。

実際に造り替える作業を行うのは、普通の大工さんではなく、神社やお寺を専門に扱う「宮大工」の手によります。式年遷宮は国をあげた大きな行事ですから、用意や造り替えるのに8年という膨大な時間と労力がかかるといいます。その造り替えを20年に1度行うのです。

使う木材は主に檜(ヒノキ)。しかも、200年から300年くらい育った古い木が丈夫で美しいといわれています。今でいうと、江戸時代の初期に植えられた木を使っているそうです。さらに式年遷宮には、およそ1万本もの木が必要だといわれています。良質な木材をふんだんに用意することは難しいので、自分たちで材料をまかなうことができるよう、伊勢神宮ではヒノキの森づくりにも力を入れています。

1,300年も続いてきた技術の継承

式年遷宮が20年というサイクルで行われるということは、宮大工たちにとっても大きな意味を持っています。宮大工の技術はとても貴重な財産。とくに伊勢神宮の造り替えができるほどの技術を持つ人は宮大工の中でも少なく、その技を継承するには、技術の伝承も重要になります。

伊勢の人々が1,300年もの間、絶やさずに伝えてきた式年遷宮。宮大工は、神社やお寺など国の文化財を守り、伝統をつないでいくという大きな役割を持っています。今度、みなさんが神社やお寺に行ったときは、宮大工の伝統の技に注目してみると面白いかもしれませんよ。

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「宮大工」
はこんな仕事です

宮大工は神社仏閣などの修理・改善、建築を専門的に行う大工。全国各地の歴史的建造物を渡り歩くことから「渡り大工」とも呼ばれている。神社仏閣のほかに重要文化財や神輿など木造建築物を手掛ける重要な役割を担う。昔ながらの技法を再現して修繕するには、厳しい修業を積み、高い技術を身に付ける必要がある。この技術は文化庁から「選定保存技術」に認定されているが、昨今、宮大工の高齢化が進み、職人数も減少していることから、後継者の育成が望まれている。

「宮大工」について詳しく見る