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国会議事堂って誰が建てたの?

2015.08.28

提供元:マイナビ進学編集部

国会議事堂って誰が建てたの?

この記事をまとめると

  • 政治家が会議を行っている国会議事堂は、構想から着工、完成まで約55年もかかった
  • 建設がはじまってすぐに関東大震災が起こったため、工事に時間がかかってしまった
  • 国会議事堂はどの建築家が設計したか明確になっていない

国会議事堂は約55年かけて建てられた!?

日本の政治の中枢である国会議事堂。ここでは毎日のように、政治家たちが日本の政治や法律について会議をしています。広間で政治家が会見を行っている様子がテレビで流れることもありますよね。

東京都千代田区永田町にある国会議事堂は、実は1881年(明治14年)に国会が開設されたときから建設の構想が練られていたものでした。しかし、完成したのは1936年。その間の約55年に、一体何があったのでしょうか。

建設が進みはじめたころに関東大震災で被災

国会議事堂を建てるにあたり、内閣に設置された「臨時建築局」は、永田町や霞が関一帯に国会議事堂や官庁を集中させようと計画し、ドイツの建築家のウィルヘルム・ベックマンとヘルマン・エンデを日本に呼びました。当初はベックマンが設計したネオ・バロック様式(正面と左右に柱を配した『バロック様式』に、窓を規則正しく並べた『ルネサンス様式』を加えた建築様式)のデザインが採用されましたが、政府が財政難だったこともあり、とりあえず木造2階建ての洋風建築の仮議事堂を建てることに。その後、エンデが設計を引き継ぎますが、今度は和風と中国風のデザインが混在するものだったため、最終的にこちらも建築が実施されることはありませんでした。

仮の議事堂は、工事業者の不始末から火災を起こして焼失するなど、建て直しや移転を挟み、その間にも正規の議事堂の建築計画は進められました。しかし当時、最初に建築家として選ばれた、官庁建築の第一人者であった妻木頼黄(つまき・よりなか)のやり方に対して、東京駅や日本銀行本店などの建築を手がけた辰野金吾(たつの・きんご)が待ったをかける形で、2人の力のある建築家が国会議事堂の建築を巡って対立してしまい、なかなか建築計画が具体化しませんでした。

1918年(大正7年)にようやく設計のコンペが行われ、宮内省技手の渡邊福三の案が採用されます。渡邊が設計したのはギリシャ様式(古代ギリシャ人によって創造された建築様式)のルネサンス風の建物。中央にそびえたつドームが印象的なデザインでしたが、結局、臨時建築局が大幅に修正した設計で工事に取り掛かることになります。ところが、建設が進みはじめたころに関東大震災が起こり、設計図や模型などが紛失してしまうのです。

関東大震災の影響により、建物自体は無事だったものの、元通りにするにはかなりの日数がかかったそうです。そしてようやく本議事堂が完成したのは1936年(昭和11年)、着工から17年もたったころでした。

国会議事堂は誰がつくったか分からない!?

このように国会議事堂は、日本の歴史に残る建造物でありながら、どの建築家が手がけたかが非常に曖昧な建物です。妻木頼黄や辰野金吾、渡邊福三などさまざまな人物の名前が挙がりますが、臨時建築局の大幅な修正が入っているので、「この建築家が設計した」とはいえないのだそうです。

建築家は、依頼主の要望を受けて建築物を設計・工事管理し、完成させる職業の人たちのことです。国会議事堂のように、歴史的かつ大きな建築物を手がけることは建築家にとって夢のある仕事ですが、国の役人をはじめとした多くの人が関連している分、建築を進めるだけでもたくさんの苦労があるんですね。

将来、建築家を目指したいと考えている人は、これからニュースなどで国会議事堂を見る機会があったら、このエピソードを思い出しながら見てみてください。建物の見え方が変わってくるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

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