休みの日はオシャレに♪ 今すぐ役立つカラーコーディネート術!

この記事をまとめると
- 洋服のコーディネートをする上で、「色」の組み合わせは重要
- ベースカラーを中心に、使う色を3色以内におさめるのがコツ
- 配色だけでなく、機能性や着心地を追求するなら服飾・被服学がおすすめ
洋服をコーディネートする時に気にすることはなんでしょうか? トレンドを取り入れているか、全体のシルエットやバランスが合っているか、自分に似合っているかなど、考えることはたくさんあります。そのなかでも、カラーコーディネートはとても大切です。色の組み合わせが上手にできないと、一つひとつのアイテムがトレンドを押さえていたとしても、おしゃれに見えないのです。カラーコーディネートを上手にこなすにはいくつかポイントがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:ベースカラーを中心にコーディネートを考える
コーディネートを考えるときは、まず全体の雰囲気を決める「ベースカラー」を決めます。それからベースカラーを引き立てる「アソートカラー」、コーディネートを引き締める「アクセントカラー」をプラスしていくといいでしょう。
たとえば、女性の着こなし方では、一番面積が広いワンピースの色をベースカラーとすると、ワンピースに羽織るカーディガンがアソートカラー、腕につけるバングルがアクセントカラーになります。ワンピースが赤なら、カーディガンは赤を引き立てるグレーやベージュなどを選びます。そして、ゴールドなどアクセントとなる色のアクセサリーをつけると全体のバランスがよく、メリハリのあるコーディネートになります。
ポイント2:トーンを合わせる
色には明度と彩度というものがあります。明度は色の明るさを、彩度は色の鮮やかさを表していて、この2つを合わせたものをトーンといいます。バランスのいいカラーコーディネートをするには、トーンを合わせることがとても大事なんです。
たとえば、薄いピンク(明度が高い)のニットがあったとします。ボトムを合わせるなら、濃いブルー(明度が低い)のパンツより、薄いブルー(明度が高い)のパンツを合わせた方がバランスがいいということです。カラーコーディネートに自信がない人は、近いトーンでコーディネートするところから始めてみましょう。
ポイント3:コーディネートに使う色は3色以内
雑誌などでプロのスタイリングを見ると、インパクトのある色をいくつも組み合わせているのにセンスがよく見えることがありますが、素人にはなかなか難しい技。全身で使う色はできるだけ3色以内でおさめましょう。複数の色が入った柄物を着るときは、柄の中に入っている色のものを合わせるか、無彩色(白・黒・グレー)を合わせるとまとまります。
いかがでしたか? 服飾・被服学では、配色のほかにも衣服の機能性や着心地、洋服ができるまでの工程なども学ぶことができます。自分だけでなく、ついつい友達に似合う洋服や小物までコーディネートしてしまうという人は、服飾・被服学について調べてみるといいかもしれませんよ。
この記事のテーマ
「生活・服飾・美容」を解説
生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。
この記事で取り上げた
「服飾・被服学」
はこんな学問です
服飾について専門的に学び、より優れた服飾を追究する学問。世界各地の服飾文化について、歴史や存在意義、機能性などを分析し、科学的な視点から服飾文化の向上や創造に役立てるのが主な目的。デザイン、縫製など服飾造形の技能を追究し、習得する「プロダクトデザイン分野」、繊維の性質や加工、管理を学ぶ「テキスタイル化学分野」、商品流通や消費を研究する「消費科学分野」のほか、文化財となる服飾品の保存を学ぶこともあり、領域は幅広い。
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