短期海外研修で世界への切符を手に入れよう
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この記事をまとめると
- 異文化体験はダイナミックな自分発見ワークだ
- 言葉を扱えない難しさを体験すると相手の「気持ち」がよく分かる
- 語学上達、世界を舞台にした活躍……モチベーションもアップ
海外旅行では味わえないダイナミックな異文化体験
海外なら家族旅行でサイパンやバリ、オーストラリアに行ったことがある、という人は多いかもしれませんね。
今回取り上げるのは、学校が提供する海外研修プログラム。
これには、どんなメリットがあるのでしょうか。
海外で過ごすことは、異文化を体験したり理解すること。その最大の意義は「これまでの常識」が、実は常識ではないことに、気づくことです。
欧米では、目上の人も目下の人もファーストネームで呼び合います。食事のときに、器を持ってすするなんてナンセンス。ジェスチャー一つとっても、日本では自分を指すとき人差し指で鼻付近を指しますがアメリカだと自分を指すときは手を自分の胸に当てます。ノーの意思表示は、アメリカでは両手を前に出します。日本人は手の平を横に振ったりしますね。
このように、海外の空間では日本の「常識」がくつがえされる多くの体験に出合います。すると、「意外な自分」も発見できるはずです。
ホストファミリーや現地の学生との交流にワクワク
海外短期研修を行う多くの高校では、希望者を対象に、主に夏休みなどを利用してオーストラリア、イギリス、アメリカなどの英語圏の国で語学研修を行います。
短期研修では昼間は、英語のレッスンでみっちり英語のシャワーを浴び、宿泊はたいていホームステイ。ホストファミリーの家庭で外国の生活習慣や食文化を体験します。
学校によっては、現地の生徒が参加者一人ひとりについてくれて滞在期間中のサポートをしてくれるプログラムを提供しています。身近な人に対して痛感する言葉の通じないもどかしさも、異文化体験の一つ。相手にどう伝えたら良いか、どう感じているのか、頭をフル回転させながらチャレンジするコミュニケーションは、日本では味わえない貴重な経験になるはずです。
高校によっては、大学の寮を宿泊拠点にするプログラムを提供しています。その場合は現地の学生たちの日頃のスクールライフを追体験できるワクワク感がありますね。
語学研修以外の時間は、ホストファミリーや現地の学生と一緒に買物を楽しんだり、観光スポットを訪れたり。壮大な自然に触れる体験や歴史ある美術館訪問、エンターテイメント鑑賞などのメニューが用意された研修プログラムもあります。
海外での学びや仕事へのモチベーションも
短期海外研修を体験すると、きっと「もっと英語力を上達させたい」「また行きたい」「今度は別の外国体験にチャレンジしたい」と、新しいモチベーションが生まれるはずです。世界の出来事やさまざまな国に住む人たちへの理解も進み、さらに関心が高まるでしょう。
授業でも英語はもちろん、世界史や地理も、これまでよりぐんとおもしろくなりますよ。
何より変わるのは、自分自身。海外研修中の失敗体験も、うれしかったことも、すべて自分の糧になります。自分の考えを相手に伝えること、相手を理解すること、知らなかったことを知ること、自ら考えて行動することなどの大切さ、難しさを知ることは自己成長につながります。
研修中に知り合った異文化圏の友達と、帰国後もメールや手紙の交換を通じてつながり続ければ、日本に招待する日が来るかもしれませんね。そしていつしか「海外で学んでみたい」「海外で働きたい」という新たな目標に向かう自分に気づくでしょう。