先生は人脈と知識の宝庫! 学問と社会への窓口だ!
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この記事をまとめると
- 先生方の後ろには知識の大海原が広がっている!
- 先生と仲良くなると目からウロコのオモシロ体験ができるかも!
- 社会人経験のある先生は、情報と人脈の宝庫だ
授業=学問。先生はその分野のエキスパート
授業って退屈、先生の説明なんてちっとも分からない、教科書と首っ引きなんて眠くなっちゃう……そんなことを考えながら授業を聞いている人も多いのではないでしょうか。
でもちょっと待ってください。世の中には喋りが苦手な先生も多くいますが、少なくともその教科のエキスパートではあるのです。なかには「マニアック」「オタク」の域に達する先生もいらしゃるぐらい。つまらないのは内容が専門的すぎるからかもしれませんし、生徒の理解を越えた世界で「学問」しているのかもしれません。
先生方の、引き出しの奥深さは無限大かも。その学問に興味が少しでもあるなら、生徒という立場を生かしてもっと突っ込んでみてはいかがでしょうか。勇気をもって職員室を訪問し、先生を質問責めにしてみましょう。
海外事情や地震予知の専門家かも!?
例えば英語の先生のなかには、帰国子女だったり学生時代に留学経験のある先生もいらっしゃるでしょう。
もしあなたが将来の海外留学や海外で働くことを夢見ているのなら、ぜひ先生に話を聞いてみてください。それまで知らなかった外国での生活習慣や、言葉の持つ微妙な意味合いなど、おもしろい話がたくさん引き出せるかもしれません。
また、地学の先生は意外にオタク揃い。特定の地域の地層や石、化石など、専門領域に関する博識ぶりは並大抵でない場合があります。なかには、日頃から地震の観測をしていて、地震予知や危険地域の発見につながるデータを蓄えている先生もいます。
地学については「日曜地学ハイキングの会」という、地学の学術団体「地学団体研究会」と愛好家たちの共催による一般向けフィールドワークプログラムがあります。
主に高校の先生がガイド役になり、参加者の年齢を問わず広く地学の学びに触れる機会を提供してくれるものです。先生から紹介してもらい、そのようなプログラムに参加してみれば、教科書の写真からは見えてこない、「地層が語る地球の謎」に迫る体験ができるかもしれませんよ。
企業経験のある先生は社会とのパイプ役だ!
大学や専門学校に進むと、社会人人脈のある先生のもと、さらにダイナミックな学びを体験できる可能性があります。
例えば、デザインやエンタメ系の専門学校には、その業界の事情や人脈に通じている先生が講師である場合が多いもの。業界の「今」を話してくれたり、先生の人脈で、第一線で活躍するプロから直接話しを聞く機会を作ってくれることがあります。
大学にも、社会との強力なネットワークを持つ教授がいます。
たとえば東京未来大学人間行動科学部の篠崎雅春教授は、元シンクタンク社員。その豊富なビジネススキルや人脈を生かし、学生と社会人とのネットワーク作りや企業や行政と学生の連携、また短期インターンシップや就活の支援をしています。
高校や大学の先生の多くが、専門領域の情報や人脈の宝庫です。リアルな学びへの発展や将来のキャリアを考えるきっかけ作りに、大いに先生方を活用してみてはどうでしょうか。