ツマラない映画しか撮ってないのに愛され続ける伝説の映画監督は誰?

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ツマラない映画しか撮ってないのに愛され続ける伝説の映画監督は誰?

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

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ツマラない映画しか撮ってないのに愛され続ける伝説の映画監督は誰?

この記事をまとめると

  • 作品のつまらなさから史上最低の映画監督と呼ばれるエド・ウッド
  • 『プラン9・フロム・アウター・スペース』は伝説的“迷作”として有名
  • しかし、映画にかける情熱だけは本物。現在では熱狂的ファンもいる

あまりにもつまらない! 史上最低の監督と呼ばれたエド・ウッド

みなさんはつまらない映画を見たときどうしますか? 途中で見るのをやめる、最後まで見た後に「時間を返せ!」と悪態をつく……。人によって反応はさまざまだと思います。しかし、そんな反応ができるのはまだ序の口。この世にはあまりのつまらなさに思わず絶句、怒りを通り越して放心、涙を流して見たことを後悔する、そんな映画があります。

そんな超退屈な映画ばかりを撮り続けた監督がかつてハリウッドにいました。その人の名はエド・ウッド。撮った作品のヒドすぎる出来栄えから「史上最低の映画監督」とも呼ばれています。今回はそんなダメ映画ばかりを撮ったエド・ウッドとその愛すべき(?)作品についてご紹介します。

伝説的迷作『プラン9・フロム・アウター・スペース』

エド・ウッドが撮った映画の中でも有名なのが『プラン9・フロム・アウター・スペース』。本人も「自分の最高傑作はこれだ!」と自信を持っていました。ストーリーを簡単に説明するとこんな感じ。

“人類に戦争をやめさせるために宇宙から円盤でやってきた宇宙人。しかし、人類側はそのメッセージを無視。怒った宇宙人は墓場から死体をよみがえらせて人間をゾンビ化、自分たちの存在を人類に向けてアピールする”

ストーリーを聞いても「?」という感じだと思います。しかし、実際の映画はさらに意味不明。唐突で脈絡のない展開、お粗末すぎる衣装やセット、下手すぎる役者陣……と、思わず言葉をなくします。いくつか例を挙げるなら

・ 宇宙人のUFOがオモチャ感丸出し
・ 出演者のセリフが棒読み、しかもカンペを見ながらしゃべっている
・ 飛行機のコックピットなのに、椅子が置かれただけの普通の部屋
・ セットの墓石が明らかに段ボール
・ 昼のシーンなのに画面が切り替わるとなぜか夜になっている

などなど。とにかく細かいところを突っ込みだすとキリがありません。これを見た後には、今までつまらないと思っていた映画がものすごい名作に見えてきます。ある意味で衝撃的なこの作品、完成後もあまりのつまらなさに上映できず、テレビ局が安値で権利を買い取ったそうです。

思わず「お前マジメに撮ったのか!」と言いたくなるエド・ウッドですが、本人はいたって真剣でした。彼は「映画を撮りたい!」という強い思いと情熱を抱いて作品を撮り続けましたが、世間からの評価を得ることなく1978年に54歳でその生涯を閉じます。

死後、熱狂的ファンも出現! 映画への情熱は一流だったエド・ウッド

しかし、彼の死後、テレビ局に安値で買い取られた『プラン9・フロム・アウター・スペース』が深夜放送で繰り返し流されると、そのあまりの意味不明さに一部で熱狂的ファンが生まれました。ティム・バートンやクエンティン・タランティーノ、サム・ライミといった現在の映画界を代表する一流監督たちもエド・ウッドのファンなのだとか。ティム・バートンに至ってはエド・ウッドを主人公にした伝記映画(タイトルもそのまま『エド・ウッド』)まで撮っています。

退屈な映像ばかり撮っていたエド・ウッドが死後、映画ファンに愛されるようになったのはなぜでしょうか。それは、つまらない中にも「映画を撮りたい! 映画が好きなんだ!」という切実な思いが画面を通して伝わってきたからかもしれません。エド・ウッドの映画は、何かを表現するときに大切なのは、見栄えよりも作品にかける情熱なんだと教えてくれています。将来、表現系の学部を志す人にとって、一度は通ってみるべき作家と言えそうです。

この記事のテーマ
芸術・表現・音楽」を解説

絵画や造形、声楽や楽器演奏、演劇や芝居、マンガやアニメーションなど、さまざまな芸術分野で、表現者としての感性や技術を磨きます。近年では、活躍の場を広く海外に求め、高い評価を受けている人たちも多くいるようです。作品の制作や演習などの実技はもちろんのこと、それを裏打ちするために専門分野の歴史や理論の授業も行われます。そのため、アーティストとして作品を発表する以外に、指導者や研究者としての道もあります。

「芸術・表現・音楽」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「映像」
はこんな学問です

映像制作に必要な知識と技術を身に付ける学問。映像は、監督、カメラマン、脚本家、音声、美術など複数の技術と知識を合わせて完成するもので、自分がどの役割を担当したいかを考えながら学ぶ必要があるだろう。また、映像のジャンルによって使われる技術も異なる。具体的には、映画、テレビ、プロモーション、TVCM、報道、アニメーションなどが挙げられ、学校では各ジャンルを網羅して概要を学ぶケースが多い。

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