空間のイメージさえガラリと変える、香りの魅力とは?
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この記事をまとめると
- アロマを用いて、公共の場で香りを演出する「アロマ空間デザイナー」
- 香りと効能を組み合わせてオリジナルの香りをつくることもできる
- まずはエッセンシャルオイルの知識を学ぶことが必要
天然オイルのアロマテラピーが人気!
みなさんは“香り”は好きですか? 特に女子のみなさんは、良い香りのするシャンプーや入浴剤、香水といったアイテムに弱いと思います。
女子が使う美容アイテムのほとんどにはさまざまな香りがついています。お気に入りの香りに包まれると、とても幸せな気持ちになって癒やされますよね。
そんな中でも、植物からとれる天然の素材である「エッセンシャルオイル」を使った「アロマテラピー」が人気です。アロマテラピーとは、植物の香りなどの力によって、心や体を穏やかに回復し、健康や美容に役立てる自然療法のことです。最近では、100円ショップやコンビニなどでも関連アイテムを気軽に入手できるようになりました。
アロマテラピーが好きで、将来はなにか「香り」に関わる仕事に就きたいと思っている人もいるかもしれません。アロママッサージ師やアロマインストラクターなど、アロマテラピーにまつわる仕事はさまざまですが、今回は「アロマ空間デザイナー」という職業についてご紹介します。
レモンのアロマオイルで成績アップ?
アロマ空間デザイナーとは、エッセンシャルオイルの香りや効能を活用して、人が集まる公共の場などで香りを演出する職業のことを言います。香り=リラックスという印象が強いかもしれませんが、実は成分によっていろいろな効果が期待できるのです。
たとえば、落ち込んだ心をしゃっきりさせる効果があるのが、レモンのオイル。すがすがしい香りが緊張をほぐすので、ミスをふせぎたいテスト前にとりいれれば集中力が増しそうです。
また、すっきりとした香りが印象的なユーカリのオイルは、消毒作用に優れています。オーストラリアの先住民たちは常備薬として利用していたのだとか。アロマテラピーでは、部屋の空気をさっぱりと浄化してくれます。
では、アロマ空間デザイナーは実際にどのような場所を香りで演出するのでしょうか。
保育園や幼稚園では、子どもの感性に働きかけることや、抗菌を目的にアロマテラピーが用いられることがあります。冷たくて静かな雰囲気がある病院の待合室では、アロマオイルの香りによって不安感をやわらげたり、リラックスさせることができます。デパートのトイレやパウダールームでは、華やかな香りを用意することで、心地よくお化粧直しの時間を過ごすことができます。
場所に合わせたアロマでお客様の満足度もアップ
このようにアロマ空間デザイナーは、その場所に合わせてアロマオイルを使い分け、香りによってその施設のイメージアップを図ったり、利用者の満足度を高めることを狙って空間を演出します。
アロマ空間デザイナーになるには、資格は必要ありませんが、専門学校や教室でアロマテラピーについて学ぶことが大切です。アロマオイルのブレンド法、目的に沿った空間演出の仕方、アロマ空間デザイナーの役割などについて学ぶことで、アロマオイルを駆使した、人々にとって心地よい空間デザインを身につけることができるでしょう。
アロマ空間デザイナーの仕事に興味が湧いた人は、まずは自分の好きな香りを見つけて、アロマテラピーの魅力を掘り下げてみてはいかがでしょうか。
この記事のテーマ
「エステ・ネイル・リラクゼーション」を解説
ネイリストやエステティシャンといった美容のスペシャリスト、アロマテラピストなどリラクゼーションのスペシャリストとして活躍する仕事です。いずれも高いホスピタリティや接客能力が求められるだけでなく、自ら学び続け、新しい技術やトレンドを取り込む好奇心やセンスが必要となります。
この記事で取り上げた
「アロマ空間デザイナー」
はこんな仕事です
植物から抽出したエッセンシャルオイルの効能を利用するアロマテラピーの知識や技術を活用し、ホテルや店舗、企業、病院、介護施設など人が集まる空間を香りで演出する仕事。アロマを使って、ブランドのイメージを向上させるほか、利用者の満足度を高めたり、室内の空気環境を改善したりすることにつなげる。クライアントのニーズや空間に応じて独自のアロマをブレンドすることもあり、エッセンシャルオイルの基礎知識はもちろん、ブレンドの方法を修得していることが求められる。
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