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緑なのにどうして“青”信号っていうの?

2015.07.30

提供元:マイナビ進学編集部

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緑なのにどうして“青”信号っていうの?

緑色なのに青信号というように、野菜などさまざまな緑色のものを青と表現することが多々あります。色の呼び方を歴史学や言語学と結びつけて考えてみましょう。

この記事をまとめると

  • 昔の日本には「緑」を表す言葉がなかったので「アオ」と呼んでいたらしい
  • 緑色を青で表現する文化があったため、「青信号」と呼ばれることに
  • 誰にでも見やすい青色LEDによって、さらに進化する青信号

緑なのにどうして青信号って言うの?

2020年開催予定の東京五輪の開催に向けて、新国立競技場のアーチ形の屋根が予定通り建設することが発表されました。、ますます五輪に向けてのハード面の整備が重要視されますが、東京五輪に向けては信号などの交通インフラ整備も課題の一つです。信号機の気になる疑問の一つに、緑なのに「青」信号と呼んでいることがあります。この疑問を紐解くキーワードは、歴史をさかのぼること奈良平安時代。どうして緑色を青という言葉で表しているのでしょうか?

当時は色を表す言葉としてシロ・アオ・クロ・アカの4つしか他の色を表す言葉がなかったと言われています。この4つの言葉を使って色々な色を表現していました。この4つの中には緑は含まれていませんね。そのかわりにアオが緑の色を表現していたとされています。見た目は緑ですが、表現する際にはアオを用いて、青りんごや青虫と表していたという歴史があるそうです。

「青信号」の呼び名はマスコミから

そもそも、電気を用いた信号機は今から約80年以上も前、1930年に東京の日比谷交差点にアメリカ製の1号機が設置されたのが始まりです。その後少しずつ整備され、地方にも設置が進んでいきました。設置された当初の1930年には道路交通法上では「緑色信号」と呼んでいましたが、初めての信号ということもあり、マスコミが緑色を「青信号」と表現したことが社会に浸透し、1947年には道路交通法上では「青信号」に変更したという経緯があります。もともと日本には緑色を青で表現する文化があったため、「青信号」という言葉は一般の人には耳に入りやすく、受け入れやすかったのかもしれません。

信号機以外でも日常生活の中には青のりや青菜、青しそなど緑なのに青と表現しているものが実に多いことが分かります。このような歴史があることが分かると、緑なのに青と表現しているものを探してみたくなるのではないでしょうか。

発光ダイオードによって、さらに進化する青信号

緑を青と呼ぶ文化から、緑信号を青信号と呼ぶことが分かりました。そして文化を継承するもの以外にももう一つ理由があったのです。それは、色の判別をするのが困難で特に緑の識別が難しい方への配慮として、信号機の色には緑ではなく青みがかかった緑を用いたとされています。

安全性を考えて、すべての人が「進んでもよい」と区別する青信号は大事な役割を担っています。2014年にはノーベル物理学賞を受賞した青色発光ダイオードの発明により、青色LEDが作りだされ、信号機の青もより鮮明な色へと進化を遂げました。2003年ごろからこのLEDを用いた信号機へと移行し、消費電力が少なく経済的というメリットを持つだけではなく、明るさが均一で見やすいという誰にでも安全なものになりました。環境への配慮などの点も踏まえた信号機の進化を見ると、未来の暮らしはもっとよりよいものに発展していくのではないでしょうか。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

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この記事で取り上げた
「歴史学」
はこんな学問です

歴史学とは、対象とする大陸・国・地域などにおいて、過去に起こった物事を取り上げ、当時それがどのような意味を持っていたのかを、残された物や建造物、文章などから研究する学問である。ただ、資料を正確に読み取るだけではなく、事実かどうかを疑い、踏み込んで検証する批判的視点も重要である。歴史学の基本的なラインナップには、日本史、東洋史、西洋史、考古学がある。また、政治制度・経済活動・芸術文化・信仰宗教などに特化した考察も行う。

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