大ヒット商品! その裏には緻密(ちみつ)な計算があった?

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大ヒット商品! その裏には緻密(ちみつ)な計算があった?

2015.07.21

提供元:マイナビ進学編集部

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大ヒット商品! その裏には緻密(ちみつ)な計算があった?

この記事をまとめると

  • ヒット商品は、「マーケティング」という事前の準備によって生まれていることが多い
  • マーケティングとは、商品の方向性を決めたり、ターゲットを定めたりすること
  • マーケティングの仕組みを学べるのが「商学」という学問である

ヒット商品を生む「マーケティング」って?

世の中にある、さまざまな「ヒット商品」たち。これらの多くは、なんとなくつくったらたまたまヒットしたというわけではなく、きちんとしたマーケティングによって「ヒットするもの」をつくったといえます。では、ヒット商品を生む「マーケティング」とは何なのでしょうか。高校生のアキオくんが、会社でマーケティングを行っているお父さんに聞いています。

商品をつくる前の、入念なリサーチと準備

アキオ「父さん、聞いてよ! 父さんの会社から発売した『鼻にやさしいソフトティッシュ』が大ヒットしてるらしいね。クラスの女の子がみんな使ってたよ!」

父「そうか、それはよかった。必死にマーケティングしたかいがあったよ」

アキオ「マーケティング? それは何? 犬がオシッコしてニオイをつけるやつ?」

父「それはマーキングだ……。そんなボケじゃ誰も笑ってくれないぞ、アキオ。マーケティングとは、商品を買う人(消費者)が求めるサービスをつくって、新たな価値を提供しようとする活動のことだ。商品をつくる前には、このマーケティングが欠かせないし、それによってヒットするかどうかが決まると言っても大げさじゃないんだ」

アキオ「そうなんだ。でも、マーケティングっていったい何をするの?」

父「商品をつくる上で、方向性を決めていくんだよ。まず考えるのは、その商品が、買った人にどんないいことをもたらすかだ。たとえば、さっき言った『ソフトティッシュ』なら、それを買うことで気持ちよく鼻をかめるだろ。これが“いいこと”だ」

アキオ「うーん、なんだか当たり前のことだよね。マーケティングってそんな簡単なの?」

父「いや、大切なのはここからだ。確かに『ソフトティッシュ』を買えば気持ちよく鼻をかめるが、それは他のティッシュでも同じ。だからこそ、“他にはない特徴”を付け加えて、他の商品と差別化する必要がある。『ソフトティッシュ』なら、他の商品よりもフワフワのさわり心地になっているんだ。だから、頻繁に鼻をかんでも、肌が荒れない。これが差別化さ」

アキオ「そうか。ティッシュ自体に差がなかったら、他の商品を買われるかもしれないもんね」

父「ああ。差別化の方法はそれ以外にもあるぞ。たとえば値段を安くするのもその一つ。“他より安い”というのは、差別化になって買ってくれる理由になる」

アキオ「なるほど。じゃあ、『買うといいことをつくる』『差別化をする』という2つがマーケティングの内容なんだね?」

父「まだまだ! 差別化したときに、その違いを求めてくれる人がいるか考えることも大切だ。『他の商品よりもフワフワ』という違いがあっても、『別にそんなのいらない』と言われたらおしまい。『ソフトティッシュ』の場合は、鼻をかみすぎて肌が荒れている人が多くて、その悩みを持つ人たちに求められると判明したからよかった。大切なのは、ティッシュを使う人をいろいろ分析して、その中でターゲットになる人、商品の特徴を求めてくれる人を見つけることだ」

アキオ「へえー。確かに、商品の特徴を求めてくれる人がいないと、結局その商品を買う人は増えないもんね」

父「そうだ。だから商品を買う人はどんな悩みを持っているか、そしてどの人をターゲットに商品をつくるかは重要なんだ」

アキオ「なるほど、よくわかった。商品をつくる前には、いろいろ考えてるんだね」

父「その通り。だから、父さんってすごいだろ!? でも、まだマーケティングは終わりじゃない。今までのことに加えて、商品名や価格の決定、CMをつくるかどうか、どのくらい店に出してもらうかなどを決めていく。これも失敗するとヒットにつながらない。商品を知ってもらわなきゃ売れないし、商品名がダサければ買ってもらえないかもしれない。これら全部を含めてマーケティングというんだ」

アキオ「大変だな、マーケティング。それなら俺はマーキングしていた方がずっと楽だよ」

父「ただ、マーケティングによってヒット商品を生んだときの喜びは半端ないぞ! お前も大学で学んでみたらどうだ」

アキオ「うん、いいかもしれない。俺も父さんに負けないぐらい、たくさんの人に届くヒット商品をつくれるように頑張るよ!」

父「さすが私の息子だ。父さんはうれしいぞ!」

ヒット商品の仕組みを考える「商学」

ヒット商品を生むために、長い時間をかけて行われるマーケティング。ここでの苦労が、のちの人気商品をつくっていると言えます。このように、商品の売れる仕組みなどを考える学問が商学。商学でマーケティングを研究するうちに、あなたもいつかヒット商品を思いつくかもしれませんよ。

この記事のテーマ
経済・経営・商学」を解説

そもそも「どうすればお互いにとって必要な物資が手に入れられるか」という極めて単純な動機から始まった商取引が、極めて高度に煩雑化してしまいました。だからといって、すでに引き返すことができないのは事実であり、現状を正確に把握して最適な選択をするのが私たちの役割でしょう。しかも、単純に取引価格だけですべてが決まる時代ではありません。国家間の争いや異常気象など、カバーしなければならない要素が目白押しです。

「経済・経営・商学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「商学」
はこんな学問です

企業と消費者を結び付けるビジネスそのものを学ぶ学問。経済学が企業を取り巻く経済活動を研究し、経営学が企業内の経営管理を主な研究テーマとするのに比べて、商学は、商業という個別の企業と消費者の関係に注目する。たとえば、マーケティングでは、消費者との持続的な関係をいかに築くかがテーマとなり、ターゲットである消費者の特性に応じたアプローチが研究される。また、商取引に関わる分野としては、ほかに貿易、金融などが挙げられる。

「商学」について詳しく見る