今行くべき? まだ早い? 高校生で留学に行くメリット~きっかけ・方法編~
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高校生のときに留学するメリットを、高校留学の経験がある社会人6名に聞いてみました。
この記事をまとめると
- 今はネットの普及で簡単に海外の情報を入手できる時代
- 高校留学をしたきっかけは憧れや、コミュニケーション力をつけるためという人も
- 単位互換制度や学校のプログラムなど留学の方法はさまざま
実際、留学って意味あるの?
今や動画サイトで海外のドラマやアーティストの音楽を気軽に楽しむことができたり、ネットで海外のファッション情報を知ることができます。
ネットのおかげでかなり身近に感じられるようになった海外。海外の情報を簡単に入手できるため、わざわざ海外に行くことのメリットを感じられない人もいるかもしれません。でも、実際に現地に行っての経験はかけがえのないもの。
高校時代に留学した経験を持つ社会人にインタビューし、高校留学を決意したきっかけについて聞いてみました。
いつから留学を考えていた?
■昔からの憧れ
・「小さいころから海外に行ってみたかったので、高校では英語を軸に勉強しようと決めていた」(ニュージーランドに1年間留学/20代女性/フラワーデザイナー)
小さいころから留学に照準を合わせていた場合、進路選びにも迷いがなさそうです。
■英語を始めた中学から
・「中学校の英語の先生が、ALT(外国語指導助手)の先生と流暢に英語で会話しているのに憧れて、短期留学制度のある高校の英語科に進んだ」(オーストラリアに2週間留学/30代女性/助産師)
・「友達に誘われて、高校に新設された英語留学コースの説明会に行って、留学に行きたくなった」(オーストラリアに1年間留学/20代女性/会社員)
中学で本格的に英語を学んでいくうちに興味が出てきた人も。高校によっても、留学制度が異なるので入学前に知っておきたいところです。
■その他
・「中高一貫の私学男子校という狭い世界で、このままではコミュニケーション能力が全く成長しないのでは、という危機感があった」(メキシコに1年間留学/40代男性/飲食店経営者)
・「母親がアメリカの大学院に進学することになり、家族全員で移住したから」(アメリカに1年間留学/30代女性/文化財保存修復士)
留学は語学目的ではなく、別のスキルの向上を目的とした場合や、家庭の理由による人も。
このように留学を決めた時期やきっかけはさまざまなようですね。
ためしに短期、それともがっつり長期?
■長期なら単位互換制度の利用も
長期留学となると、長期間に渡る海外での生活の心配はもちろん、帰国したときに学年がひとつ下がってしまう心配もあります。
しかしながら、帰国後はそのまま同級生と同じ学年に進級できる単位互換制度を採用している高校も少なくありません。この制度を利用すれば、長期留学しても、同級生と一緒に卒業することができます。
■短期なら学校のプログラムも
まずは海外の文化に触れてみたい、と考えているならば、短期留学制度がプログラムにある高校を選ぶのもひとつの手でしょう。
・「学校の勉強をきちんとしていれば留学しなくとも十分だと許してくれなかった親も、学校のプログラムなら許可してくれた」(オーストラリアに1カ月間留学/30代女性/会社員)
との声もあるように、夏休みなど長期休暇を利用した数週間の短期留学なら、より気軽に留学することができます。
■留学前に交流会で
・「高1の夏にAFS(高校交換留学生のボランティア団体)が主催するサマーキャンプに参加。世界各国からの留学生や日本人の留学経験者と交流し、留学後のイメージが湧いた」(メキシコに1年間留学/40代男性/飲食店経営者)
このようにまずは日本で海外交流できるイベントに参加してみると、より具体的なイメージが湧くかもしれません。