「I Love You=月が綺麗ですね」? 文豪達が訳した“愛の言葉”がロマンティックすぎる!

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「I Love You=月が綺麗ですね」? 文豪達が訳した“愛の言葉”がロマンティックすぎる!

2015.08.10

提供元:マイナビ進学編集部

「I Love You=月が綺麗ですね」? 文豪達が訳した“愛の言葉”がロマンティックすぎる!

この記事をまとめると

  • 明治時代頃まで「愛してる」などの直接的な表現は「はしたない」とされていた
  • 文豪たちは「愛」という言葉を使わずに愛を表現していた
  • 国や時代ごとの“愛の言葉”から、当時の世相や国民性を垣間見ることができる

明治時代の告白は難易度高め! 「愛してる」っていうとフラれちゃう?

突然ですが、あなたは好きな人に告白をする時、どんな表現をしますか? ドラマで良く見る「付き合って下さい」といったストレートなものから、最近流行りの「俺と付き合え!(壁ドン付き)」といった強引なものまで、”愛の言葉”には、告白をする人の人柄や二人の関係性だけでなく、その時の流行りや時代背景など、色々な要素がぎゅっと詰まっていることをご存じでしょうか? 今でこそ、男女に関係なく気軽に「好き」「愛してる」といったストレートな言葉を使うようになりましたが、明治時代あたりにまで遡ると、こうしたストレートな表現は、はしたないと避けられていたんだとか。当時の人たちは「好き」と言わずに、一体どのように告白を成功させていたのか? 言葉のプロである文豪たちの言葉や作品を例に挙げながら、ひも解いていきましょう。

ロマンティック夏目漱石に対して、執念を感じる二葉亭四迷の「I Love You」とは?

かの有名な小説家、夏目漱石は、英語教師をしていた時代、生徒が訳した「I love you=我君を愛す」という日本語訳に対して、こんなアドバイスをおくりました。“日本人はそんなこと言いません。「月がきれいですね」とでも訳しておきなさい”現代であれば、「月がきれい」と言われても、「そうですね」で終わってしまいそうなものですが、当時の日本人は、この一言でなんとなく想いをくみ取れることができたのでしょうか?この言ってるようで、言っていない控えめな感じが、なんともシャイな日本人らしいですよね。もう一つ、とっても情熱的な「I love you」の日本語訳をご紹介しましょう。訳した人物は、二葉亭四迷。ツルゲーネフ原作の「片恋」の中で、ヒロインの女性が愛を告白するシーンを「死んでもいいわ……」と表現しました。漱石と比べて、若干怖いような気もしますが、好きと言わなくとも、ひしひしと想いが伝わってくる重い一言です。

日本語の「愛してる」をオシャレに英訳すると?

「片恋」を訳していた当時の二葉亭四迷は、「女性から告白をするなんて考えられない!」とこのシーンの訳し方に悩み、寝ずに考え抜いた結果、「死んでもいいわ……」に行き着いたんだとか。確かに、これがもしアメリカの話だったとしたら、全く違った訳になっていたことでしょう。
ここでは、外国語⇒日本語訳の例を紹介しましたが、日本語⇒外国語に訳した場合にも、同じような文化の違いや、解釈の違いがみられて面白いんですよ。日本語の「愛してる」をオシャレに英訳すると「Here’s looking at you=君の瞳に乾杯」とも言い換えられます。日本語ではキザでも外国語でならさらっと言えそうな気がしますね。

他に有名な例を挙げると、松尾芭蕉の「古池や 蛙飛び込む 水の音」の英語訳は、何と100種類以上ものバリエーションがあるんだとか! 愛を伝える一言、季節を感じさせる一言ひとつとっても、時代背景や、訳者の感性によって何万通りもの解釈ができる日本語って、本当に奥が深いですよね。文学部では、文化を踏まえた言葉の奥深さを身に付けることができます。言葉一つひとつの意味を新しく捉え直してみると、毎日打つメールや友達にかける言葉も変化してくるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

「文学・歴史・地理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「日本文学」
はこんな学問です

古事記や万葉集などの上代文学にはじまって、中古、中世、近世、近現代に至る日本の詩歌、日記、物語、戯曲、小説など、あらゆるジャンルの文学的な表現を研究の対象とする学問である。また、それぞれの文学作品が生み出される背景となった作家の個性、同時代的な価値観、さらには、その時代の流行などの文化的な特徴、その作品が社会に与えたインパクトなどについても多面的に考察する。

「日本文学」について詳しく見る