居心地のいい部屋や施設には、実は共通する仕掛けがある?

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居心地のいい部屋や施設には、実は共通する仕掛けがある?

2015.07.10

提供元:マイナビ進学編集部

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居心地のいい部屋や施設には、実は共通する仕掛けがある?

この記事をまとめると

  • 何げなく暮らしている家には、居心地をよくするための工夫がたくさんある
  • たとえば天井は、その高さによって「広さ」の印象が変わるため、居心地に影響を与える
  • 住居学では、「居心地のよい家」とはどのようなものなのかを研究し続けている

何げないところにも、工夫が詰まっている!

私たちが普段暮らしている家。何げなく造られた部屋でも、ひとつひとつの構造に意味があり、居心地のいい部屋には、そう感じさせる“仕掛け”があると言われます。それについて、高校生のマモルくんが家の販売を仕事にしているお兄さんに聞いています。

狭くても天井の高い部屋の方が、居心地がいい?

マモル「はあー、部活の合宿は疲れたなあ。やっと帰ってこれた。やっぱり自分の部屋が一番落ち着くよ」

兄「マモル、おかえり。真っ黒に日焼けしたなあ! さすがサッカー部のエースだけあるよ」

マモル「エースじゃないよ、補欠だよ……。そんなことより、やっぱり家は落ち着くね。なんか居心地がいいんだよなあ。もちろん、住みなれてるというのはあるんだろうけど。それ以外にもありそうなんだよなー。友だちの家に比べて居心地がいいんだよね」

兄「そうか、マモル。この家の素晴らしさに気づいてくれたか。この家は、俺が業者にお願いして造ってもらったんだけど、居心地をよくするための工夫をたくさんしたんだ」

マモル「居心地をよくするための工夫? どういうこと?」

兄「たとえば天井の高さだ。もしこの天井が、今より50cm高くても低くても、住み心地は悪くなったと思うよ」

マモル「そんなバカな。天井の高さなんて、住み心地に関係ないだろ」

兄「いや、それが関係あるんだよ。たとえばこんな話があってね。床の広さと高さを掛けた『容積』が同じ部屋を2つ用意したとする。片方は、床が広くて天井が低いAの部屋。もう片方は、床が狭いけど天井が高いBの部屋だ。マモルなら、AとBどっちの部屋を大きく感じると思う?」

マモル「そんなのAに決まってるだろ? 天井の高さなんて関係ないんだから。きっとAの方が大きく感じるよ」

兄「ハッハッハ。それが違うんだな。実際に2つの部屋を見てもらうと、Bの部屋を大きく感じる人が多かったんだ。天井の高さっていうのは、そのくらい部屋の印象にかかわっているんだよ」

マモル「本当に? ウソっぽいなあ。まあ、兄ちゃんは家を売るのが仕事だから信じるけど……」

兄「これは本当だ。だから、家を造る上で天井の高さはとても大事。低すぎると狭さや圧迫感を抱くし、かといって高すぎると落ち着かない。天井の高さだけを見ても、とても細かく計算されているんだ」

マモル「なるほど。だからこの部屋は居心地が良かったのか」

兄「それだけじゃないぞ。たとえば窓やドアの位置・大きさだって、すごく細かく考えられている。窓は、大きすぎると外から見られるようで落ち着かないかもしれないし、かといって、小さすぎれば閉じ込められてる気がしてイヤだろ? ドアだって、取っ手をどのくらいの高さにつけるかは大事。低すぎても高すぎてもいけない。そういう気遣いが、家にはたくさんあるんだ」

マモル「何げなく暮らしているこの家も、それだけ細かな計算がされていたんだね。俺、もうちょっとこの家に感謝しながら暮らしたいと思うよ」

兄「そうだね。そして、この家を建てることに力を注いだお兄ちゃんへの感謝もしたほうがいいだろうね」

マモル「……うーん、まあ今回だけはそうするよ。確かに住み心地いいからね。じゃあ、住み心地のいい部屋でひと眠りしよっかなあ!」

暮らしやすさを求める「住居学」

家は、私たちが日々暮らす空間だからこそ、ほんのちょっとした違いが居心地に影響をもたらします。そのため、天井の高さから窓の位置、ドアの作りなど、すべてのところに「居心地をよくする工夫」があるのです。そういった、居心地のいい住居を考えるのが住居学。住居学を学び、究極に暮らしやすい家を考えてみることは、人々の未来の暮らしをよりよくすることにつながっていくはずですよ。

この記事のテーマ
生活・服飾・美容」を解説

生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。

「生活・服飾・美容」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「住居学」
はこんな学問です

人が暮らしやすい住居とはどのようなものかを考察・研究する学問。分野は2つに大別され、その一つが住居の機能やデザイン、環境としてのあり方を生活文化の側面から研究する「住居生活学分野」で、建築学と大きく異なる点である。2つ目は、構造など建築学の側面から研究して設計・デザインができる専門家をめざすための「建築学分野」がある。こちらも建築物のなかでも住居を専門的に対象としている点で、はっきりとした特徴がある。

「住居学」について詳しく見る