アルプスで見つかったミイラに世界が注目!

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アルプスで見つかったミイラに世界が注目!

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

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アルプスで見つかったミイラに世界が注目!

この記事をまとめると

  • 5300年前のミイラ「アイスマン」がアルプスで発見された
  • さまざまな研究から、「アイスマン」の生活や子孫までもが判明!
  • まだ「アイスマン」の不明点は多く、これから大発見が起きる可能性も

5300年前の姿を残したままのミイラとは……

歴史ミステリーなどでよく登場する「ミイラ」。これは、亡くなった人の体が腐らず、そのままの状態で長期間保存されていることをいいます。ミイラは、当時の肉体や細胞、さらには衣服まで残しているため、たとえばはるか昔の人間がどんな生活をしていたか、着ているものや食べ物、健康状態などを調べる上でとても重要な研究材料になるのです。

これまでにさまざまなミイラが発見されてきましたが、なかでも特に珍しいのが1991年に発見された「アイスマン」というミイラ。なんとアイスマンは、今から5300年ほど前の時代を生きた人のミイラなのです。

研究で分かってきた「アイスマン」のいろいろ

アイスマンが見つかったのは、イタリアとオーストリアの境目にあるエッツ渓谷の氷河。見つけたのは観光客で、雪の下にあったミイラを発見したといいます。アイスマンの保存状態はかなり良く、持ち物や衣服、履いている靴なども残っていました。そしてこれらを調べた結果、今から約5300年前、紀元前3300年頃の人間だと分かったのです。

その後、多くの学者がアイスマンを分析し、いろいろな発見が相次ぎました。たとえば彼が持っていた斧(おの)は銅製で、この当時から銅を加工・変形する技術があったことが分かりました。さらに、彼は腰痛持ちでツボ治療をしていたこと(しかもツボの場所は、現代の最先端のものと一致!)や、腸に残った成分の分析からパンを食べていた可能性があることなど、とにかく細かな生活スタイルが判明してきたのです。

研究はそれで終わりません。ミイラは細胞やDNAが残っているため、アイスマンの染色体を細かく調査できました。そこである学者グループは、アイスマンの染色体のパターンを分析。それをもとに、現代に彼の子孫がいるかを調べたのです。結果、十数名が「アイスマンの子孫」の候補として挙げられたのでした。

「アイスマン」の研究はまだまだ続く……

5300年前のミイラでありながら、とても保存状態がよいため、世界中の学者たちが興味を示したアイスマン。その研究では、彼が亡くなったいきさつもさまざまに予測されました。しかし、どれもまだ確定的な意見とはいえず、アイスマンはなぜ亡くなったのか、そしてなぜ氷河のあるような場所で死後を過ごしたのか分かっていません。これらの新事実が見つかれば、歴史学や考古学の大きなヒントになるでしょう。

5000年以上前の人間がどんな生活を送っていたのか——。そんなスケールの大きな謎を解き明かすのは、これから歴史学・考古学を学ぶあなたかもしれないのです。

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

「文学・歴史・地理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「考古学」
はこんな学問です

発掘された遺跡、遺構、遺物などを残された書物、木簡などのあらゆる情報と突き合わせながら、当時の社会の姿を浮き彫りにしていく学問である。歴史学のカテゴリーに入るが、文字で残されている情報が少ないため、物を手掛かりとして事実を明らかにすることが重要になる。研究スタイルは新しい遺跡の発掘が主になるが、科学的な分析法も常に進歩してきているため、これまでに調査された遺跡についても、再調査が行われている。

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