巣の中でキノコを栽培? 農業を行うアリの生態を調べてみた!

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巣の中でキノコを栽培? 農業を行うアリの生態を調べてみた!

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

巣の中でキノコを栽培? 農業を行うアリの生態を調べてみた!

この記事をまとめると

  • 南米には農業を行うアリがいるらしい
  • アリたちは、まるで「キノコ農家」のような生活をしている
  • ハキリアリの集団行動は会社に似ている

農業を行う生き物は、決して人間だけじゃない!

昆虫から動物まで、さまざまな生き物が暮らす地球。そのなかで人間は、「農業」を行いながら、食料を確保してきました。自分たちでゼロから食料を育てて収穫する――。こんな仕組みを考えられたのは、ほかの動物にはない、人間の高い知能があったからこそでしょう。

しかし、人間以外にも「農業」を行う生き物がいるというから驚きです。その生き物とは、ハキリアリという「アリ」の一種。あんなに小さな昆虫が農業を行うとは、一体どういうことなのでしょうか。

キノコ栽培に、仕事の分担。不思議なハキリアリの生活とは……

コスタリカなどに生息するハキリアリは、その名の通り、木や草花の葉を切り取って巣に持ち帰る習性があります。そして、巣に持ち帰った葉をさらに細かく刻んで、そこにキノコの菌を植え付けるというのです。植えつけられた菌からは、やがてキノコが育ち、ハキリアリはそのキノコを収穫して食べるとのこと。まさに人間でいう「キノコ農家」のような生活をしているのです。

これだけでもビックリするのですが、さらに彼らは、同じ巣で暮らす仲間たちで細かく仕事を分担しているというのです。あるアリはキノコの栽培、あるアリは葉の運搬、あるアリは巣を守るための防衛など。さらには、葉を運搬する道を作ったり、整備したりするグループまであるとのこと。思わず「どうやって考えたの?」と聞きたくなるようなシステムを構築して生きているのです。

ハキリアリが誕生したのは、およそ5000万年前。人間が農業を始めたのは、一説によると1万年前ということですから、人間よりハキリアリの方が先に農業を始めていた可能性も高いです。

ハキリアリの歴史や行動には、私たちの生活のヒントがある?

そもそも、なぜハキリアリはこれほどの農業システムや作業分担システムを作ることができたのでしょうか。もしかすると、人間のような知能を持っているのでしょうか。その答えを知るには、ハキリアリが進化してきた歴史を調べる必要があるでしょう。

さらに興味深いのは、ハキリアリの行動が人間社会の「会社」とそっくりなこと。それぞれに自分の仕事があり、それらが組み合わさってひとつの組織になる。これってまさに会社ですよね。人間とハキリアリは似ても似つかない生き物ですが、ハキリアリの行動や組織の中には、会社運営の参考になるものが色々とあるはずです。場合によっては、ハキリアリの方が、レベルの高い会社を作り上げているかもしれません。

ハキリアリのように、昆虫や動物などの生き物から学べることはたくさんありそう。生物学には、私たち人間の生きるヒントがまだまだ隠されているかもしれません。

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物学」
はこんな学問です

マクロな地球の生態系からミクロな細胞の世界まで、さまざまなレベルで起きている生命現象を実験・観察することによって研究する学問である。人間を含めた動物・植物・微生物など、あらゆる生命体が研究対象となる。主な研究分野としては、タンパク質を中心にした生体内の高分子の機能をその構造から研究する「構造生物学」、生態系の構成要素である生物と環境の関わりを研究する「環境生態学」などがある。

「生物学」について詳しく見る