味音痴でも、ワインソムリエになれる!?

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味音痴でも、ワインソムリエになれる!?

2015.08.06

提供元:マイナビ進学編集部

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味音痴でも、ワインソムリエになれる!?

この記事をまとめると

  • 目隠しをして食べるとマグロもタイも同じ味に感じられる
  • ワインソムリエが、白ワインと赤ワインを混同することがある
  • 「吊り橋効果」の不思議。人の心は外的要因に左右される

マグロもタイも同じ味……?

マグロ、鯛、サーモン…さあ何を食べよう。
回転寿司屋などで皿をとるときは、近づいてくる皿から一番おいしそうなものを見分けようとしますよね。それは視覚で食べたい魚を判断していることになります。実際に目で見て、魚の味を味わってはじめて、「鯛は美味しい」「やっぱりマグロだね」という満足感を得るのです。

では視覚を遮断し、目隠しをした状態で寿司や刺身を食べるという実験をしてみるとどうなると思いますか?
その結果は驚くべきものでした。なんと、多くの人が、すべての魚を同じ味に感じたというのです。まさか、タイなどの白身魚とマグロの赤身が同じだなんて!?

実は、この実験で出されたのは、脂の部分を取り除く、特殊な処理を施した魚。魚の脂は、味を決定づける超重要部分です。だから、視覚を遮断され、脂を取り除いた刺身を食べて比べると、いつも食べ慣れ、味が分かっているはずのサーモン、マグロ、アジなどの味が、まったく分からなくなってしまったのです。

ソムリエが白ワインと赤ワインを間違える!?

驚くことに、ワインソムリエが、白ワインと赤ワインの区別がつかないことがあるといわれます。全く味が違うはずの両ワインですが、この場合でも視覚が重要な要素となっているというのです。

ワイン製造の学部・研究で有名なカリフォルニア大学デービス校で、目隠しをしてテイスティングする実験を行ったところ、赤ワインと白ワインを間違える被験者が続出しました。
銘柄によって香りも違うはずですが、視野が遮られた状態だと、白ワインと赤ワインの区別もつかず、人間がいかに視覚に頼って生活しているかが分かります。

この錯覚を利用したアトラクションも出てきました。暗闇のなかを視覚障害者のガイドとともに歩くエンタテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」です。このコースでは、最後に暗闇のなかでドリンクを呑まなければなりません。参加者は何を飲んでいるか正確に当てることができるでしょうか。
「赤ワイン」を出されてガイドに「白ワインかもしれませんよ」といわれば、にわかに判断がつかなくなるでしょう。
なおこの話は、「味音痴」にもワインソムリエが務まるというわけではありません(笑)。

「橋が揺れるドキドキ」を「相手への好意」と勘違いする脳

さらに発展させ、感覚を司る脳の領域に目を向けてみましょう。
味、見た目、匂いを司る脳の感覚野には優先順位があります。人により若干異なりますが、おおむね(1)「触覚」(2)「聴覚」(3)「視覚」(4)「臭覚」(5)「味覚」の順番になります。

このことは「優先順位の高い感覚を活用しているときは、下位感覚を活用できない(活用しにくい)」ということにつながります。なるほど、魚にせよ、ワインにせよ、視覚を遮られた状態の味覚が誤った判断をしたこともうなづけますね。

一方、脳には自身の行動や外部の情報を手がかりに、自身の感情を理解するという特徴もあります。たとえば「吊り橋効果」と呼ばれるもの。ゆらゆら揺れる吊り橋を渡ることで起きる「ドキドキ」をその場にいた異性が魅力的なためにドキドキしているのだと、心(脳)が勘違いする現象です。自分自身がいちばんよく知っており確立しているはずの自己。実は外的要因によって立つ「自分」なのかもしれません。

心はいまだ解明されていない不思議でいっぱい。心理学にアプローチし、その不思議解明にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
人間・心理」を解説

人を研究対象として、人間の心理や身体、人間が作る社会集団、生活の特徴やあり方を研究します。人間科学は、人間という存在や関係性そのものを研究し、学習範囲は栄養学から文化人類学、スポーツ科学まで広範囲にわたります。心理学は人間の心や行動の特徴を分析・解明します。ストレス社会と呼ばれ、心の病に苦しむ人が増加している現代では、なかでも臨床心理学の重要性が注目されています。人間の存在意義の基礎となる学問です。

「人間・心理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「心理学」
はこんな学問です

人間の心理や行動がどのような原理で動いているのかを研究する学問である。それにはさまざまなアプローチがある。たとえば、認知心理学では対象を知覚してから言語化するまでの作用を情報処理のプロセスとして理解する。発達心理学は人間が誕生してから死ぬまでの心の変化が何によるのかを探究する。臨床心理学は心のバランスを崩してしまった人の状態の改善をめざす。志望校に自分の本当に学びたい心理学があるかどうかを必ず確認することことが大切だ。

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