心理学で克服せよ! 恐怖体験を記憶してしまうメカニズムって?

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心理学で克服せよ! 恐怖体験を記憶してしまうメカニズムって?

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

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心理学で克服せよ! 恐怖体験を記憶してしまうメカニズムって?

この記事をまとめると

  • 幼い頃の怖い体験はトラウマになりがち
  • 恐怖体験を記憶してしまうメカニズムがあった
  • 精神療法によって、恐怖体験を克服できるかもしれない

幼い頃に感じた恐怖…今でも思い出しませんか?

みなさんは、学校や塾で覚えたことを忘れないために、きっといろいろな努力をしていることかと思います。暗記帳や単語カードなどを作っていつも携帯しているという人も多いはず。一方、忘れたいことほど記憶に鮮明に残ってしまい、ことあるごとにいやでも思い出してしまうことってありませんか?

例えば、海でおぼれかけたり、犬に追いかけ回されたりした経験は、幼い子どもにとっては大きな恐怖。海やプール、犬を目の当たりにしただけで、すぐに恐怖がよみがえってくるものです。

こうした恐怖体験は、なぜいつまでも忘れることができず、さらには覚えておきたいこと以上に鮮明に思い出してしまうのでしょうか?

恐怖体験を記憶するメカニズムが判明!

最近の心理学では、記憶に関する研究が進んでおり、記憶の作られ方について仮説が立てられています。

1949年、カナダの心理学者ドナルド・ヘッブは、人間の記憶のしくみを解き明かしました。ヘッブによれば、人間の記憶は脳内の神経細胞の“つながり”が強化されることによって作られるのだそうです。

では、恐怖記憶はどのように形成されるのでしょうか?

ヘッブの研究チームが行った実験によると、恐怖記憶は、神経細胞と同時に「ノルアドレナリン」などの神経物質を活性化することによって作られるのだそうです。「ノルアドレナリン」とは、人体がストレスを感じたときに放出される物質。これが、恐怖記憶が作られる過程のカギであることが分かったのです。

恐怖体験ともおさらばできる? 精神療法に希望の光!

世の中には「心の病」とも呼ばれる精神疾患で苦しんでいる人がたくさんいます。ケガや病気などと違って、精神疾患は原因の特定や治療も難しいのが特徴です。なぜなら、心の内側で起きていることは目で見ることができないからです。

恐怖体験の記憶メカニズムが解明されつつあることは、こうした精神疾患の治療に新たな希望を生み出しました。過去に受けた強いストレスやトラウマで、恐怖体験を繰り返し思い出す「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」の症状なども軽減できる可能性があるそうです。

脳科学や心理学の研究が進めば、精神疾患の治療の可能性はさらに広がります。奥の深い「記憶」にまつわる研究。興味の湧いた人は、ぜひ脳科学や心理学といった学問に挑戦してみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
人間・心理」を解説

人を研究対象として、人間の心理や身体、人間が作る社会集団、生活の特徴やあり方を研究します。人間科学は、人間という存在や関係性そのものを研究し、学習範囲は栄養学から文化人類学、スポーツ科学まで広範囲にわたります。心理学は人間の心や行動の特徴を分析・解明します。ストレス社会と呼ばれ、心の病に苦しむ人が増加している現代では、なかでも臨床心理学の重要性が注目されています。人間の存在意義の基礎となる学問です。

「人間・心理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「心理学」
はこんな学問です

人間の心理や行動がどのような原理で動いているのかを研究する学問である。それにはさまざまなアプローチがある。たとえば、認知心理学では対象を知覚してから言語化するまでの作用を情報処理のプロセスとして理解する。発達心理学は人間が誕生してから死ぬまでの心の変化が何によるのかを探究する。臨床心理学は心のバランスを崩してしまった人の状態の改善をめざす。志望校に自分の本当に学びたい心理学があるかどうかを必ず確認することことが大切だ。

「心理学」について詳しく見る