進路選びに迷ったら……「嫌なこと探し」からはじめよう
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この記事をまとめると
- 将来の夢が決まってなくても、失敗のない進路選択ができる
- その方法とは、自分の苦手なことや、嫌なことを洗い出すだけ
- 弱点を客観視することで、逆に自分の適性が見えやすくなる
「英語が嫌い」「人前に立つのが苦手」etc…… 弱点も進路選びの重要な手掛かりになる!?
大学のパンフレットや、学部案内を見ていると、将来目指せる職業や取得できる資格のことがいろいろと書かれてありますが、そもそも「将来の夢や、進みたい道が分からない!」という人にとっては、何を基準に大学を選べばいいのか悩んでしまいますよね?
でも、焦ることなんてありません! まだ社会に出たことのない高校生の時点で、ハッキリとした将来の目標を持っている人なんて、実際にはそう多くないのです。最近では、実際に進学や就職をしたものの「思っていたのとは違った」という理由から学部とは全く異なる業界へ就職したり、社会人になってから勉強し直したりする人も多くいるんですよ。
もし今の時点で具体的な目標はないけれど、失敗のない進路決定をしたいのなら「嫌なこと」を見つめ直してみると自分に合った道が見つかりやすくなるかもしれません。もし迷っているのなら、「嫌なこと探し」を始めてみませんか?
「これだけは絶対にしたくないこと」を挙げていくと、 逆に「これならできるかもしれないこと」が見えてくる!
「嫌なこと探し」の一番のメリットは、自分の嫌なことや弱点を洗い出すことで、あなたの長所や向いていることを見つけ出す手がかりを見つけ出せることにあります。さらには、「これがイイ!」と決め打ちをして進んだ場合に比べて、入学後いろんな学問に触れながら、自分の方向性を定めていくことができます。そのため、ゆとりをもって自分にピッタリな職業にたどり着くことができるのです。
「本当にそんなネガティブな方法でいいの?」と思った方に実際の探し方と実例をお見せしましょう。
何となく文系かなと思っているAさんの場合
◆Step1…こんな勉強・働き方はしたくないなと思うことを3つ挙げてみよう。
理数系が苦手・ノルマや数字に追われる仕事は嫌・人の前に立つのは無理
◆Step2 …1で出てきた3つのキーワードを反対語に言い換えてみよう。
英語は得意・人に喜ばれたり感謝されたりする仕事が良い・人のサポートは好き
◆Step3 …1と2で出した情報を基に、イメージできる職業を挙げてみよう。
英語を使って活躍できる仕事=通訳
ノルマに追われず、人に喜んでもらえる仕事=公務員、看護師
裏方にまわって、人のサポートができる仕事=秘書
家族や友達の意見を取り入れれば、もっと具体的な将来像が見えてくる!
将来の夢や目標を聞かれると、きちんと答えないといけないと思って、自信がなくなってしまいがち。でも、自分の嫌なことや苦手なことなら、案外はっきりと出てきたのではないでしょうか?
導き出した仕事について詳しく調べていくうちに、勉強してみたいことが出てくるかもしれません。そのほか、その職業についている方のブログや記事を読んで、職業研究をしてみても面白いですよ。
また、職業を導き出せなかった場合は、親や担任の先生に相談したり、友達とお喋りをしながらやってみたりと、第三者の意見を取り入れるのもおすすめです。