家出して受験した東大生の体験記(後編)

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家出して受験した東大生の体験記(後編)

2015.11.27

提供元:合格サプリ

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山磨貴幸さんの体験記。浪人時代、母親との衝突が激化し家出して勉強した経験を基に記事展開します。前編は、家出の経緯と家出中の受験勉強の仕方・不安との戦い方について、後編は、和解の経緯と、全体を通した彼なりの結論(親とのうまい付き合い方)についてです。

この記事をまとめると

  • センター直前に実家に帰り、8カ月ぶりに母親と再会した
  • 母親からの何気ない励ましの言葉に感動し、一気に和解へと向かった
  • 高校生になっても、親の存在は子供に大きな影響を与える

親子の和解のきっかけは、あまりに些細な言葉だった

私は浪人を巡って母親と激しく衝突し、浪人中に家出という大きな決断をしました。8カ月近く祖父母の家で生活し、母との連絡は一切絶ちました。これほどまでに冷え込んだ関係も、本当に些細なことがきっかけで和解を迎えます。

それは、センター試験前日のことでした。浪人生の場合、試験会場は実家近くに決められます。つまり、それは実家に帰ることを意味していました。当然、母と会うことに対しては不安がありました。今でも、試験前日、倉敷に向かう山陽本線の中で、母とどんな顔をして会えばいいだろうか、車窓を眺めながら考えたことを思い出します。
いよいよ、和解の時が訪れます。倉敷に到着した日の夕方、僕と母は近所のスーパーに買い物に行ったんです。その時に、まだ口を閉ざした僕に、母がこんな言葉をかけてくれたんですね。
「何か食べたいもんある?」 「明日は頑張んなさいよ」 
ありふれた親の言葉でした。でも、この言葉を聞いて、僕はただ嬉しかったんです。母のそんな優しい言葉を聞いたのは、十数カ月ぶりでしたから。気付いたら涙が流れていました。
この時、東大を目指す理由がもう一つ増えました。「母のためにも絶対合格してやる」と。センター直前でしたが、これは気持ちの大転換でした。そして無事東大に入学し、今では母とは良好な関係に戻っています。

高校生になっても、親は大きな存在

山磨さん。大学では、地方高校生の東大進学を応援する学生団体に所属している

山磨さん。大学では、地方高校生の東大進学を応援する学生団体に所属している

高校生の皆さんの中で、このような経験をされる方は滅多にいないと思います。ですが、この経験から、皆さんのお役に立てるようなメッセージをお伝えできると思います。

まず受験生の方へ。満足に勉強できる環境があるのは本当に幸せなことです。一時はそんな環境すら失った僕は、自分の環境に甘えず、真摯に高みを目指してほしいと思っています。
そして保護者の方へ。子にとって親の存在は、たとえ高校3年生であっても本当に大きなものです。僕のように、何気ない一言で子は傷ついたり、励まされたりします。きっとお子さんも親に深く感謝する時が来ると思いますので、時にはそっと見守ることが大事なのではないかと思います。