ビルの爆破を仕事にしている人ってどんな人?

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ビルの爆破を仕事にしている人ってどんな人?

2015.07.06

提供元:マイナビ進学編集部

ビルの爆破を仕事にしている人ってどんな人?

この記事をまとめると

  • 大がかりなビルの解体作業には「発破技士」の存在が欠かせない
  • 建設するためには、解体する作業も同じぐらい重要
  • 確実な爆破解体を行うには緻密な計算と計画が不可欠

崩れ落ちるビルを爆破する「発破技士」ってどんな職業?

テレビのドキュメンタリー番組などで、工事のために、高層ビルが爆破されて崩れ落ちて行くシーンを見たことはありませんか? 何年もかけて建設されたであろうビルが数秒で粉々になる光景は驚きですよね。

こうした工事現場や採石場で爆破(発破)を行うためには、「発破技士」という資格が必要です。爆破して壊すだけだからといって、誰でもできるというわけではないのです。

発破技士がおこなう爆破の仕事は、建築・土木業や鉱業の現場をはじめ、民間産業や学術研究の目的として、非軍事目的で行われる爆破です。古いビルなどの建造物をダイナマイトなどの爆薬を使って「爆破解体」することがメインになります。では、なぜ発破技士は、爆薬という危険なものを使って、建物を粉々にしなければならないのでしょうか?

効率の良い爆破解体には緻密な計算と計画が不可欠

発破技士が大掛かりな爆破で建物を壊す理由は、大型建築物をできるだけコストをかけずに短期間で解体するためです。小さい戸建ての解体現場では、建物の外壁をクレーンなどで打ち砕くことがありますが、大規模なビルなどでは、少しずつ解体していてはコストばかりかかってしまうため、効率的ではないからです。

ただし、むやみに建物を爆破して解体しようと思っても、そう簡単にはいきません。特に都会などでビルが乱立しているところなどは、建物の破片が周囲に飛び散ったり、予想外の方向に倒れこんだりする危険があります。そのため、あらかじめ建物の構造を基に緻密(ちみつ)な計算をして、適切な場所に爆薬をしかけ、最小限の爆破で解体することが重要です。建物が自ら倒れて行くのを後押しするような爆破が理想的だと言えます。ただし、こうした例はあくまでもアメリカなどの海外の場合がほとんどです。

日本では火薬の取り扱いや関連する法規制が厳しいこと、また強固な耐震構造でつくられた建物を爆破するための火薬量調整の難しさもあり、都会ではあまり行われません。日本のビル解体では、建物内に搬入した機械を使い解体する方法や、時間をかけてゆっくり膨張して硬質な対象物を破砕する薬剤「静的破砕剤」が利用される場合があります。

土木作業から採掘作業まで、発破技士は欠かせない仕事

日本でビルの爆破解体を行った例としては、1992年5月に実施された滋賀県大津市の琵琶湖畔に建っていた「木の岡レイクサイドビル」の解体工事があります。当日はなんと4万人以上もの見物客やマスコミも押し寄せる中、爆破解体が行われました。ただし、法規制の問題などもあり、上から崩れ落ちる方法ではなく、少量の火薬でビルを倒壊できるようにするために琵琶湖側に横倒しする方法による爆破となりました。

発破技士は国家資格であり、発破技士免許試験に合格し都道府県労働局長から免許を交付してもらう必要があります。この資格がないと発破業務ができないため、工事現場での土木作業や採石現場での採掘作業に従事する従業員のために資格手当を支給する企業もあります。

何かを建設するために、すでにあるものを爆破して、土台をつくらなければいけないことがあるように、爆破解体する発破技士の仕事は、建設することと同じぐらい、重要な役目だと言えます。建物などの解体作業に興味を持った人は、ぜひ近所の建築現場の様子をのぞいてみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「発破技士」
はこんな仕事です

老朽化した建物や採石現場での岩石の爆破など、ダイナマイトを使って行う作業は、国家資格である「発破技士」を取得することで行うことができる。この爆破作業を監督し、自らも行う人が発破技士と呼ばれる。発破技士は建物の立地状況や、岩石の固さなどさまざまな条件を考慮し、周囲に影響が及ばないダイナマイトの容量を算出するなど、危険と責任が大きく伴う仕事である。なお発破技士の仕事は、国家資格の「火薬類取扱保安責任者」を取得することでも行うことができる。

「発破技士」について詳しく見る