都会で書類を届けるなら、車よりも自転車のほうが速い?

この記事をまとめると
- 都市部では、バイク便や自転車便といった宅配サービスが活躍している
- 速く届けられる分、宅配便よりも料金がかかることが多い
- 短時間で確実に荷物を届ける責任感が必須
都市部で見かける、バイクや自転車の宅配便って一体なに?
みなさんはお家にいるとき、宅配便を受け取ることがあると思います。amazonをはじめとする通信販売を利用するときは、多くの場合、宅配便で届けられることと思います。
日本全国ほとんどの地域に荷物を素早く届けてくれる宅配便ですが、都心部に住んでいる人の中には、トラックではなく、バイクや自転車を使った宅配便を見たことがある人もいるかもしれません。それらは「バイク便」や「自転車便」と言われ、自転車便は「メッセンジャー」と呼ばれることもあります。
企業が密集する都心部では、場合によっては、バイク便・自転車便の方が活躍するということも多いようです。その理由はどこにあるのでしょう?
宅配便よりもなぜ速く配送できる?
都心部では、企業間での書類の受け渡しなどが急に発生した場合に、直接届けに行くには目の前の仕事があって動けない、かといって宅配便で送っては1日以上かかってしまう、というときにバイク便や自転車便が活躍します。
バイク便や自転車便は、オフィス間の配送において、渋滞が多い都会では、細かい道に入ったり回り道をする機動力がある分、短い距離ならば車を使うよりも短時間で目的の届け先までたどり着くことができます。
また、宅配便のように、コンビニや集配所などの受付を通して、多くの荷物の中の一つとして配達されるのではなく、バイク便や自転車便のドライバーに荷物を直接取りに来てもらい、そのまま目的の配達先に届けることが多いです。そのため、宅配便や郵便では届け先への到着が早くても翌日になってしまうものでも、バイク便なら、距離によっては所要時間1時間以内で届けられることもあるのです。
短時間で確実に荷物を届けるには責任感の強さが必要
バイク便や自転車便は、都市部などでの短い距離であれば素早く届けることができる分、料金は高くなってしまうことがあります。他の荷物と一括して受付や配送を行う宅配便や郵便と比べると、一人の人間が1つの荷物のために受付や配送を行うことが多いバイク便や自転車便は、自然と運用コストが高くなってしまうということです。
しかしそれでも、都市部の企業や個人同士の素早い荷物のやり取りや受け渡しでは、バイク便や自転車便が日々活躍しています。こうした直接書類などを届けるバイク便ライダーや自転車便のメッセンジャーは、短時間で確実に荷物の受け渡しをするというスピード感や責任感とともに、どんなに急いでいても安全な運転を行うための技術が必要になります。
「バイクや自転車を運転するのが好き!」という人は、世の中のために駆け回りながら、バイクや自転車の運転に打ち込めるバイク便ライダーや自転車便のメッセンジャーという仕事を目指してみてはいかがでしょうか。
この記事のテーマ
「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説
陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。
この記事で取り上げた
「そのほかの自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙系の職業」
はこんな仕事です
陸・海・空、そして宇宙という人間を取り巻く全ての空間に運輸機としての乗り物が活躍しているのが現代社会だ。中でも身近なのは自動車と鉄道かもしれない。自家用車がなくても車両を使うことのできるレンタカー店スタッフ、ガソリンスタンドのスタッフなど、自動車好きならやりがいのある仕事は多々ある。また、鉄道業界であれば、車掌や駅員なども鉄道に関わる重要な仕事だ。車掌になるには、まずは鉄道会社に入社して駅員として数年勤務した後、社内の試験を受けて登用されるのが一般的。
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