被告はネズミ? 昔のヨーロッパで行われた変な裁判とは?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

被告はネズミ? 昔のヨーロッパで行われた変な裁判とは?

2015.06.30

提供元:マイナビ進学編集部

メイン
テーマ

被告はネズミ? 昔のヨーロッパで行われた変な裁判とは?

この記事をまとめると

  • 過去に、動物が裁判にかけられていたことがある
  • ネズミを救うために戦った弁護士がいた
  • 裁判で活躍したい人は法学を身につける必要がある

動物が裁判にかけられていた時代があった!?

みなさんのなかには、家でペットとして動物を飼っている人もいると思います。そういったお家では、犬や猫などは、大切な家族ですよね。しかしそんな動物たちが、大昔、裁判にかけられていたことをご存じですか?

12世紀から18世紀の中世ヨーロッパなどで実際に行われていたのが「動物裁判」です。動物裁判とは、人間に危害を加えるなどした動物の、法的責任を問うために実施される裁判のこと。

「ホントにそんな裁判やってたの? 冗談でしょ!?」と思ってしまうかもしれませんが、しかし史料上で確認できる動物裁判のなかで、有罪となったものだけでも合計142件もの判決が記録されています。一体どんな裁判だったのでしょうか?

ネズミを相手に出頭命令を読み上げる? おかしな動物裁判

この動物裁判が行われていた理由として、キリスト教の教えがあったようです。キリスト教の世界において、罪を犯したものは人間であっても動物であっても、植物でも無機物でも裁かれなければならないというのです。

これらの裁判にかけられた動物は、人間にけがを負わせた、田畑を荒らした、といった罪が問われていたそうです。動物裁判は、手続きから処刑方法にいたるまで、人間を被告とした裁判とまったく同じ方法が取られていました。なんと動物の側にもしっかりと弁護士がつけられており、動物の人権(動物権?)は守られていたようです。

こうした裁判により牛、豚、モグラ、ミミズなどが訴えられましたが、中でも有名なのが「ネズミ裁判」です。16世紀のフランスで、穀物を食い荒らすネズミに頭を悩ませていた農民たちがネズミを告訴しました。訴えを受理した裁判所の裁判官は、ネズミがいる畑に出向き出頭命令を読み上げましたが、一向にネズミは出て来なかったと言います。

出頭命令を無視し続けたことで、ネズミをまとめて駆除するといった処刑が検討されたそうですが、人道に反するのではないか、というネズミ側弁護士の陳情により、ネズミは死刑の難を逃れたのだとか。なんだか童話を読んでいるような、おかしな気分になりますが、これは歴史上行われたれっきとした本物の裁判です。

裁判で活躍するためには、法学を身につける必要がある

これら過去にあった動物裁判は、どれもユニークに見えますが、実際に立ち会った裁判官や弁護士は、人間を裁いたり弁護するときと同じぐらい、大まじめに取り組んでいたかもしれません。

動物裁判は特殊な例ではありますが、裁判の現場で活躍するためには、法律をきちんと理解し、法的思考で解決策を探る学問である「法学」を勉強する必要があります。法学は、ただ法律を学ぶだけでなく、それらの法律が生み出される原理を理解したり、法律を活用して社会問題を解決するための思考法を学ぶことにもつながります。

今後、もしも現代の日本で動物裁判が行われるようになったとき、法学を理解しておけば、あなたのペットを守ることができるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
法律・政治」を解説

国家は通常、多数の国民によって構成されています。それぞれ考え方が異なる国民をひとつの国家としてまとめようと考えれば、法律によって義務や権利を定め、政治(行政)によってそれらをきちんと運用していくことが必要になります。歴史上、多くの国家がこうしたことを目指し、あるものは成功してあるものは失敗してきました。どのようなときにあっても、道しるべとなるべき法曹家や政治家や評論家などの専門職は不可欠です。

「法律・政治」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「法学」
はこんな学問です

法学の研究領域は広い。憲法、民法、刑法に刑事・民事の両訴訟法と商法(大部分は会社法に移行)を合わせて六法と呼ぶが、これらは重要な法律のごく一部にすぎない。法学では、限りなく追加されていく法律を覚えるのではなく、それらの法律が生み出される原理と法律を活用して社会問題を解決するための思考法を学ぶ。また、法律は時代や社会制度とも密接に関係しており、社会問題についての最新情報も常にアップデートしておく必要がある。

「法学」について詳しく見る